■調査した車両の走行距離を統計し、それぞれに対する考察を書いてみました。

なお、この統計ではVT、NT運用は昨年度のデータを使用しているため、現状と異なるかもしれません。

 

・平日

・土休日

上図は一日の走行距離をまとめたものです。横軸は車両、縦軸は運用の番号です。

 

 

 

上図は総合した統計です。

 

415系は車齢のこともあってか、距離が短い傾向があるようです。しかしステンレス車に比べ、鋼鉄車は距離が長くなっています。前者は日中の運用がないのに対し、後者は門司港ー折尾運用や関門運用があるためと思われます。Fj運用では500kmを超える運用が4つあります。

 

全体的に、一日の平均走行距離は500km前後、福北ゆたか線は400km前後となっています。また、蓄電池車では300km程度となっています。若松線や香椎線はもともと距離の短い路線ですので、充電時間のみならず、当該路線規模の影響も大きいものと思われます。

 

821系(上図のUM)は8運用のうち、午後運用なしが2運用、昼間運用なしが4運用あり、走行距離が短いです。

 

811系、813系、817系を通して、鹿児島本線の日中に小倉―久留米快速運用に就く運用では一日に700~900km走行するようです。

 

最も平均距離が長かったのは大分所属815系運用でした。11運用のうち1日で500km越えの運用が9つあり、700km越えの運用がないにもかかわらず、一番であるのは意外ではないでしょうか。

 

1日の運用だけで最も距離が長かったのは熊本所属815系運用のものでした。運用に八代ー熊本2往復、八代ー鳥栖2.5往復を含みます。