流行し始めてから数か月、社会に多くの影響を与え、
そして今もなお終息の気配を見せない
新型コロナウイルス感染症...
そんな新型コロナウイルスによる影響により公共交通機関(特に航空)は大打撃を食らい、大幅な減便、運休を余儀なくされ、その影響は今もなお残っています。その一方で感染症対策を合わせて行うことで通常通りの運行に戻していこうとする動きもあります。
今回はそんな最中である今日までの減便状況を一部まとめてみました。
■JR九州・新幹線全般
3月後半より減便が臨時列車やソニック号などで始まり、その後多くの都市間輸送定期特急の減便やD&S列車の運休、そしてついには普通列車の減便や在来線特急全便運休なども行いました...。
しかし、その後6月13日には新幹線が、19日には特急列車が通常運行へ戻りました。
また夏には臨時列車を設定しないという発表も一時期あったものの、それを撤回し設定を行うなど需要回復に向けた動きを行っています。
(新幹線の減便ダイヤではさくら号を2つのスジを合わせて1つのスジを作ったために博多で長時間停車するさくらがあったり、
さくら+つばめ(熊本まで)=つばめ(博多―鹿児島中央)みたいなものもありました。)
■福岡―長崎
福岡と長崎を結ぶ主要なルートは、特急かもめ号や高速バス九州号があります。
かもめ号はGW期間は全便運休したもののそれ以外の日は最小限の減便に抑えられている一方で、九州号はGW期間以降、大幅に減便しており、現在も続いています。運行している九州急行バスではTwitterでこまめに臨時便の案内や、感染症対策の紹介などをしており、それを見ると週末などは客足が戻ってきているようですね。安心感を持ってもらうことが今後は大事なのかもしれません...
■福岡ー大分
福岡と大分を結ぶ主要なルートは、特急ソニック・にちりんシーガイア号や高速バスとよのくに号があります。
もともと本数が近い両者ですが(GW期間を除けば)減便した本数も似ており、仲がいいですね。
減便対象となったソニック号は速達便(停車駅パターンが折尾、黒崎、小倉、行橋、中津、別府など)が多く、この列車が都市間輸送を強く意識したものであることが感じられます(vsとよのくに号のため?)。また、ソニック号は運休開始が他の特急列車より一足早かったですね。
定期列車が多少無理をして設定されているからでしょうか...
■福岡―宮崎
福岡と宮崎を結ぶ主要なルートは、新幹線+高速バスB&Sみやざき号や高速バスフェニックス号、特急にちりん号(他に新幹線+特急きりしま号など)があります。
フェニックス号は早朝便を減らしたり日中を間引いたりしており、現在も多くの便が減便されています。一方のB&Sみやざき号は接続元の新幹線が変更、運休になったりしていたものの新幹線の通常運航への再開に合わせて全便再開しています。にちりん号は大分でもともとの接続先の速達型ソニックが運休になっており接続時間が長くなっていたり、博多直通1.5往復のうち1本が大分からのみ運行(宮崎空港~大分間運休)と減便以上に影響を受けていました。
■福岡ー鹿児島
福岡と鹿児島を結ぶ主要なルートは、九州新幹線や高速バス桜島号があります。
九州新幹線は出水~新八代通過さくらやみずほが主に運休しましたがそれでもある程度は残されました。一方桜島号は5月31日にどさくさに紛れて最終便が運航されることなく夜行便が路線休止されたり、一時期は鹿児島側の運行会社の持ち便が各社1往復だけになったり、その影響で鹿児島発が4時間半空いたり福岡発昼行最終便が2時間半早くなったりとなかなか悲惨な状況となっていましたが、次第に増便されてきています。しかし帰ってこない夜行便...
と、ここまでまとめてきましたが考察や
通常運行再開後の様子を見に博多駅に先日行きましたので
その時の様子などもまた別の日にでも...
TR