オリンピック中継は、非情に偏っている。
テレビでは、日本人選手が大活躍しているように見えるが、
日本人が出場しているスポーツの中継しかしていない。
体操と柔道とかレスリングは、極めてマイナーなスポーツである。
これを延々と中継している。
オリンピックは、世界最高水準のスポーツだ。
だから、いろいろなスポーツの中継が見たいのだ。
かつては、NHKは、オリンピックが開かれたとき、
いろいろなスポーツの中継があった。
しかし、放映料が高く、ＮＨＫは政府に締め上げられているので
ＢＳ放送も２局から１局になり、放送枠も豊富な資金もない。
メジャーリーグも大谷の試合を中心に、日本人選手の出る試合しか
中継しない。
日本人も、日本人選手が出場する競技しかみない。
誠にひとりよがりな番組になっている。
ＮＨＫの中継を外国人が見たら、極めて異様な五輪に見えるだろう。
外国人同士が争う試合は、決勝戦くらいしか流れない。
また、阿部詩選手の号泣には感動したが、あれもやりすぎだと叩かれ
あまり繰り返し放送されない。
つまり、オリンピック中継が面白くないのだ。
昔の中継は、いろいろな競技の放送が、むやみに流れていたものだが、
それが、五輪の雰囲気を感じさせ、何気に見た試合に感動したものである。
オリンピックをほとんど見ないという人の気持ちもわかる。
ああ、つまんねえ、オリンピック中継。
日本では、日本人が出場し、日本人が活躍する競技しか見れない。
貧乏国になった証左だ。
ああ、つまんねえ。