我ながらやること早いな。



映画【となりの怪物くん】観ました。




感想は、「こんなもんかなぁ」って。

ものすごーーーく酷評されているのを見たけどそこまでじゃなかった。

かといって褒められはしないけど。


セリフが前後することやカットされたエピソードがあること、逆に差し込まれた謎のシーンやセリフがあることは予想されていたので「こんなもんかなぁ」ってかんじ。


ヤマケン役の山田裕貴くんが最後シズクにフラれたあとのセリフの言い方がめっちゃ良かった。

忘れたので(おい)調べたら、

「俺ほどの男はもう一生現れねぇぞ?」だったようだ。

正直このセリフ回しがヤマケンか?と言われればどうかなと言うかんじだが、凄く良かった。かわいかった。

その前の太鳳ちゃんのセリフのターンでハルの話に入るときの舌打ちは入れてほしかった。あそこ好き。笑




言われていたようにハルの特殊さを表現しようとしているのかそれともギャグなのか、ひとがぶっ飛んだり遠くにいたのに一瞬でそばにいたりあり得ない描写がハルというキャラクターの掘り下げに失敗していると思う。

クライマックスの飛ぶところ要らない。

感動して欲しいのか笑って欲しいのか反応に困る。




あと。

優山が幼いハルに言い放った「…おまえさえいなけりゃって いつも思うよ」という呪いの言葉。

漫画だとその言葉は当の本人らしか知らないエピソードなんだけど映画ではそれを優山自身がシズクに喋っていて。

でもそれは説明的だけどまあいい。許せる。


で、「ハルに私の気持ちはわからない」「じゃあおまえに俺の気持ちはわかるのか」とシズクとハルが言い争うシーンで映画のシズクはその優山の呪いの言葉を引用して「いなければいい」みたいなことを言っててびっくりした。

シズクがとんでもないやつになっててこれは酷い改変だと思った。


うろ覚えのくせに悪いが、純粋に訊きたい。

なぜこのセリフを足したのだろうか。





菅田将暉くんのハルが見たくて映画を観た。

山田裕貴くんのヤマケンはもっとしっかり長丁場で見たかった。

ハルとは違う難しさがシズクにはあるよな。

隆也が隆也だった。飾りつけくらい手伝え。




まー

なんでもそうだけど、原作見て!ってなるよな。

もう少しイケたと思うけど。ちょっと勿体無い映画。