もうかれこれ3年くらいのお付き合いをさせて頂いております、ボードゲームソムリエ「松永直樹」さん。

 

https://bgsom.com/

 

同じボードゲームという業界にいて、ボードゲームのみで生計をたてておられる方は、

日本全国で指を数えるほどです。

 

そのうちの1人が、松永さんです。

 

 

松永さんの座右の銘が、

「好きなことをして生きていく」

 

です。

 

(ちなみに私の座右の銘は、

「ゲームと思うな人生と思えです」)

 

ボードゲームというものを通して、生計をたてていけるのは、

ボードゲームファンにはたまらない生き方なのではないでしょうか。

 

しかし!それに至るまでの類まれない努力は、表に出る事はありません。

もちろん、好きだからできることなのですが、

松永さんは、月に100作のボードゲームを仕入れるそうです。

 

そして、そのすべてをプレイします。

100さくですから、1作3000円だとしても、それにかかる費用は30万円ですね!

松永さんは、ノンリプレイヤーと言って、

「ノンリプレイ」つまり、1度切りでもう2度はプレイしないボードゲームプレイヤーです。

 

1度やったものはすぐに売って、次のボードゲーム購入の資金にします。

 

私は、気に入ったゲームは複数回プレイしますし、イベントやボードゲームカフェで参加者にプレイを楽しんでもらうのが役割ですから、

松永さんが仕入れたゲームを、一緒にプレイして、その場で気に入ったら安く買い取らせて頂いております。

 

このWIN-WINが3年続いております。

とても良い関係を築かせて頂いております。

 

とはいえ、1か月に30万毎月先行投資をされている訳です。

 

日本で一番ボードゲームを知っている

 

と自称されていますが、実際にそうでしょう!

松永さん以上にボードゲームを知っている方は日本中どこを探してもいないはずです。

 

松永さんとは、ボードゲーム会でしか会いませんが、

その合間にはボードゲーム談義をよくします。

その価値観は私的にはとても相性が良いです。

 

ボードゲームを愛し、それを広めよう、良いゲームを伝えたい!

ボードゲームプレイヤーを増やしたい!

その想いはお互いに一致しています。

 

きっと、世の中のボードゲームを愛している方も同じ気持ちなはずです。

 

しかし!!

我々はもともとの古参のボードゲーマーからはあまりよく思われていません。

(このことも我々2人に共通している事項です。)

 

何故かというと、

ボードゲームの古参の方は、自分たちの土壌を荒らされたくないという考えをもっているからだそうです。

 

元々の土地にいたところに、新しい新人がいいかっこされたくないという思いが働くというのは、

確かにどこの業界にもありそうですよね。

 

ボードゲームソムリエ

ボードゲームプロ

 

という新しい概念を打ち立てた時、

「おい!勝手にそんな肩書をつくってんじゃねえよ!」

という思いが働くそうです。

 

しかし、私は思います。

だったら松永さん以上にボードゲームの知識がある方はいますか?

 

恐らく松永さんを越える方は日本にはいないはずです。

 

ボードゲームのプロとして活動している私にとっても、

「カタン」「ドミニオン」「宝石の煌き」「ワードバスケット」「おばけキャッチ」などの競技ゲームにおいて、

総合的に我々ボドゲプロと闘って勝利できるプレイヤーは他にはいないはずです。

 

しかしそれは証明のできない事ですし、

ここでこんな事を言ったら余計に叩かれるだけです(笑)

 

「好きなことを仕事にする」というのは、実は結構覚悟のいることなんです。

 

それだけを聞くと羨ましがられることかもしれませんが、

好きな事を生業にするということは、どんなことがあってもその信念を曲げられないという覚悟の塊なのです。

 

それを年下であり、かつ同じ業界でやってのけている松永氏は、私の心の友であり、大尊敬している友人の1人です。

 

私は松永氏ほど現在メディアにも出ていませんし、実績も作れていないかもしれませんが、

必ずボードゲーム業界を、eスポーツのように発展させ!日本で将棋・囲碁のような位置づけにしていくとコミットしています。

 

現在36歳ですが、死ぬまでに絶対やり抜きます。

 

皆さんには、どんな夢がありますか?

そして、どんなことを生業にして生きていきたいですか?

 

人生は一度きりです。

与えられた残りの人生をどうすごすかは自分次第です。

 

 

このブログが皆さまの人生の転機になれば幸いです!

 

 

by岩田慎太郎