実を言うと最初はテレクラではなく、ダイヤルQ2の2ショットダイヤルに手を出したのだ。

就職で上京したばかりの僕は都会での一人暮らしを楽しんでいた。とは言え、風俗やテレクラに手を出す勇気もなく、自分のアパートの部屋から掛けられるダイヤルQ2にはまってしまったのだ。

そう、「はまってしまった」のだ。

多分、1年位毎日のようにダイヤルQ2にかけていたのだけど、クルマを持っていたわけでもないので誰とも会う事はできないでいた。あたりまえだよね。女の子が八王子から掛けていると言っているのに、クルマがないから横浜まで来いと平気で言ってみたり、次の日に渋谷辺りで会う約束をしてみたり。今から考えると馬鹿というか、本当に女の子と会いたかったのか分からないものだが、多分夜通し女の子と話ができるのが嬉しかったのだと思う。

 

とは言え、そんなことをしていると電話代も酷いことになるわけで、多い日は月に8万円とかかかっていたんじゃないだろうか。当然、就職したばかりでそんなことが続くわけもなく、ボーナスで補填したりしてギリギリの生活をしていた。ホント、いろいろな意味でバカなことをやっていたと思う。

 

そんなこんなしていると、これが幸運なのか不幸なのかわからないが横浜から多摩の某市に転勤することになり、それがきっかけとなりダイヤルQ2をやめることになった。当時ダイヤルQ2の問題もさんざん言われていたころで、それもあってダイヤルQ2そのものが廃れていく時期だったのだと思う。

 

ほぼ1年ちかく続けて会えた女の子は0人。まったく何やってんだか。