当時テレクラには離婚したばかりだ、またはもうすぐ離婚だという女性が一定数いた。

その人も同じく、最近離婚したばかりだと言う。歳はたしか30歳前半位と言っていたように思うが、本当のところはわからない。

 

待ち合わせたのは確か国立駅の北口だったはず。ちなみにgoogle earth で国立駅の北口を見てみたら当時とえらく変わっているみたいだ。まぁ、25年近く前だしね。

 

彼女は自分の車で駅まで来ると言う。個人的な経験上こういう時は大体すっぽかしの場合が多かったのだが、彼女はちゃんと来てくれた。クルマを駐車場に止め、僕の車の助手席に座った彼女はスレンダーで感じのいい人だったが、まぁ申告されていた年齢相当の方だった。言っていた年齢が本当だったら当時の僕の5歳くらい上じゃなかったかと思う。

 

特別なことがあるわけではなく、中央高速の国立府中IC近くのホテルにそのまま入った。やたらと設備の整った綺麗な部屋だったような記憶がある。コトにあたり、最初普通に始まったのだが、挿入するときに彼女からリクエストがあった。自分が脚をピンとまっすぐ伸ばし揃え、その隙間から挿入してほしいと言うのである。正直言ってそれまで普通の体位しかやったことがなかったので、一瞬それでちゃんと挿入できるのかと思ったのだが、彼女曰くこの体位でないとイケないのだという。

 

まぁ、言われるままになんとか挿入すると彼女は感じているのか僕が果てるまでとてもいい声で喘いていた記憶がある。

 

コトが終わると「また会いたいね」と言う僕のある意味社交辞令に、彼女はそれではととある電話番号をメモにして渡してきた。当時の人には言うまでもないけど、あの頃携帯電話というものは高値の花で、ポケベルですらまだ普及の前だ。その電話番号は近くのとある中学校の事務の部屋の番号だという。彼女はそこに勤めており、名前を言って呼び出してくれればつながるからここにかけてくれと言うのだ。

 

これも今だと信じられないかもしれないが、当時は自宅の番号や個人情報(の一部)をそう気にすることなく教えてくれる女性がいた。彼女の場合も自分の名前と勤め先をテレクラでつながった男に教えているわけだから、警戒心が薄すぎるだろうと思わざるをえない。が、当時の自分にとってはラッキー以外のなにものでもなかった。

 

で、こういうのはえてして「落ち」として、後日かけてみたら全然違う番号であったり、言った当人が居なかったりというのがパターンなのだが、彼女の場合、伝えられた情報はでたらめではなく、実際に後日彼女に連絡することができ、もう一度会うことができた。電話は彼女の席に直通と言うわけではなく、いったん別の人がとって呼び出されたわけなんだが、職場ではいったい何の電話だと同僚に聞かれなかったのだろうか?

これもある意味自分勝手な穿った見方なのだが、彼女は離婚したばかりなのだけど、ベットの中のピロートークでしきりに新しい彼氏が欲しいという事を匂わせていた。もしかすると、僕の事を周りの同僚に新しい彼氏だと仄めかしたかったのではないか・・・・・とも考えたのだけど、それは流石に考えすぎかな。

 

ちなみに二回目にあった時も体位は前回と同じだ。後で調べてみたらこの体位は「締め小股」というらしい。

残念な事に二回目に会う直前に僕の地方への長期出張が決まり、彼女とあった翌週には東京を離れてしまった。なので、彼女とはその後会う機会はなかった。

 

さて以下は蛇足なのだが、それから15年後、新宿のリンリンで出会った女性、もちろん先ほどの女生とは別の方なのだが、この人からも「締め小股」での挿入を要求された。この体位を要求されたのはこれまでこの二人だけなのだが、その時に15年前の彼女の事をふと思い出し、今頃どうしているんだろうな、と思ったことを覚えている。