埼玉立てこもり事件
まずはお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。
今回のような事件が起きるたびに、銃砲所持許可について取り沙汰される。
極端な見解が、、
「銃があるから銃の犯罪が起きる。一般人に銃なんて持たせなければいい」。
う〜ん、
それを言ってしまうと、「銃」をナイフやトンカチに置き換えたって同じ。
ヤる奴は何を使ったってヤる。
日本における銃砲の所持許可は厳しい規制の中で管理されていて、「できる限り」ヤってしまうような奴には銃を持たせないようになっている。
ただ難しいのが、銃砲を所持している者がいつヤる奴になってしまうかということ。
「あんな穏やかでいい人がまさか」
銃に限らずこんな犯罪はいくらだってある。
結局、永遠に解決できない課題である。
対応策を考えてみた。
猟銃については、人に銃口が向けられた場合に発砲を無効にする装置があればよい。
超超小型カメラでとらえた画像をAIが瞬時に解析し、人に対しては発砲させない機構を組み込む。カメラさえ気にならないほど小さくできれば、機器はいくらだって銃床の中に収められる。
そんなことが実現したら、年1回の銃の検査の時には、この機能が正常に働くかのチェックが追加されるだろうな。精巧にできたマネキンに向かって引き金を引く検査。
でも、銃による犯罪の件数よりも、この機能を過信した発砲による事故が増えるだろうな。ほら、車の衝突防止装置を試そうとしてマジで突っ込んじゃうやつ。
いずれにしても、ごく稀な事象に対する対策を過度に行うことは、それによって失うことも多く、バランスが大事かと。
命の重さとのバランスなんてことを言ってしまうと、車の最高時速は全車種で30キロまでしか出ないようにしてしまえば、交通死亡事故は格段に減るということになる。
そうゆうことではないでしょ。
今回の事件が、過度な対策に繋がる、文字通り引き金にならないことを祈る。
ーー以下、日経新聞よりーー
2020年末時点で猟銃の所持許可を受けた人は全国に約8万3000人、計約15万6000丁ある。
新たに銃を所持する場合、銃の取り扱いなどを学ぶ講習会を受講した上で、心身ともに健康であることを示す医師による診断書が必要になる。家族や近隣住民、職場などへの身辺調査を経て所持の可否が判断される。
本人や家族の収入や精神疾患の既往歴も調査される。3年ごとの更新には再度医師の診断や警察による保管状況の調査などが実施される。
2007年に長崎県佐世保市のスポーツクラブで、所持許可を受けていた男が散弾銃で発砲し男女計8人が死傷した。警察庁は事件直後に全国の銃を一斉点検した。
09年には銃所持ができない人の範囲を広げる改正銃刀法が施行され、規制を強化。実弾使用時に使用目的を帳簿などで管理することや、75歳以上の高齢者は認知症検査を受けることなどが義務付けられた。