メッセンジャー(2009年)
メッセンジャー

予告

Wikiから引用
メッセンジャー』(The Messenger)は、オーレン・ムーヴァーマン監督による2009年のアメリカ合衆国のドラマ映画である。
2009年のサンダンス映画祭でプレミア上映された。
さらに同年のベルリン国際映画祭コンペティション部門で上映され、脚本賞とベルリン平和映画賞を受賞した。
アカデミー賞では助演男優賞と脚本賞にノミネートされた。

登場人物
ウィル・モンゴメリ軍曹  ベン・フォスター
イラク戦争で負傷し帰還した軍曹。
軍への在籍期間が満了しておらず、家族へ訃報を届けるメッセンジャーの任に就く。

トニ・ストーン大尉  ウディ・ハレルソン
メッセンジャー歴が長いモンゴメリ軍曹の上官。
2人で仕事をこなしていく。

オリヴィア・ピーターソン  サマンサ・モートン
夫の訃報を聞かされる夫人。
なぜか男物のシャツを洗い外に干す。

ケリー  ジェナ・マローン
モンゴメリの幼馴染でモンゴメリとは結婚間近。

デイル・マーティン  スティーブ・ブシェミ
モンゴメリたちによって息子の訃報を報告される初老の男性。

ネタバレ&あらすじ
1人の軍人
視界がぼやけている
結婚間近の彼女とレストランで食事を摂る
彼女に結婚する気はあるのか聞かれるが彼はおれのことは心配するな、なんでも出来るさと伝える
モンゴメリ三等曹長が軍のお偉いさんに呼び出される
隣にいるストーン大尉の元で戦死者を家族に伝える任務に就く
食事を摂りながら大尉に規律など教えてもらうモンゴメリ
規律を教える
この任務はとても単純だ厳しい規則を教えてもらうモンゴメリ三等曹長
どんな時もポケベルを手離すな
最初の任務
初めての告知
ストーン大尉がノックする
夫人は不在
恋人に部屋を通される
30秒待つことに
勘づく恋人
そこに夫人が帰宅
泣き崩れる2人
話を続けるストーン大尉

2人でバーへやってきた
ストーン大尉は話す
心の準備が出来ている親などいない
酒が入り話し出す両者
自宅に帰り着替え1人でスーパーで缶詰を買うモンゴメリ
食事中ポケベルが鳴り出す
ストーン大尉が試しにかけてきた
くだらない会話をしていると大尉のポケベルが鳴り出す
仕事だ
今回の告知は父親
モンゴメリが告知役を引き受ける事に
初めて自ら告知
ストーン大尉はモンゴメリへ忠告
男は感情を抑えるが牙を剥くものもいる
父親に告知
父親は息子と同い年の木を見せる
お前は何している?
なぜ生きている
腰抜け野郎め!
父親は逆上
唾を吐き手に持っていた手袋を投げてくる
散々だった

目を怪我しているモンゴメリ
やや治りが遅い
次の任務中白バイに車を停められてしまう
モンゴメリがうまく言いくるめた
到着し周囲を見渡すと大勢の人々がこちらを見つめる
告知する夫人を見つける
女性へ告知
その時の状況は?
落ち着いて淡々と受け入れる夫人
大変な仕事ね
と握手を2回求められた
どうやら夫人は夫が戦場に出向いている間男を作っていたから落ちついているとストーン大尉は見解を示す
またいつものバーへ
先に帰ろうとするモンゴメリを留めるストーン
モンゴメリの父親は既に他界、母親は精神に障害があり数年あっていない
モールで告知した女性を見つけ彼女とその子供と距離を近づけていく
何か手伝えることは?
車で2人を送ってあげた
車で2人を送るモンゴメリ
ジムで体を鍛えているとまたポケベルが鳴り出す
なにやら面倒な家族
若い夫人に訃報を告げる
父親の胸でなく夫人
モンゴメリが好意を寄せている夫人の旦那の葬式シーン
主人の葬式
木陰から夫人を見守るモンゴメリ
立て続けに鳴り響く銃声が虚しく響く

また次の告知
父親の御息女がなくなった
泣き出す父親
英語が分からずフランス語が堪能な軍人わ連れてきていた

モンゴメリが気になっている夫人から連絡
突然荒れるモンゴメリ
夫人宅へ
息子のマットにプレゼント
ピザを一緒に食べる

翌日
2人は距離を詰める
2人きりのキッチンでキスする寸前でシャワーを浴びてくると話す
彼女は出来ないと漏らした
彼との経緯を話し出す
怒りと恐怖の臭いが部屋に満ち溢れていた
それでシャツを洗うようになった
彼は私の中で既に死んでいた
来てもらったのにごめんなさい
マットを迎えに
早めに行くと友達が嫉妬して嬉しいの

場面代わり車で告知へ向かう2人
老夫婦へ告知するモンゴメリ
倒れこむ夫婦へ手を差し伸べた
商店で告知するモンゴメリを見つめるストーン
規律を破ったモンゴメリを叱咤ストーン
規律を破ったモンゴメリを叱咤するストーン大尉
ここは高校じゃないんだぞ!
モンゴメリは相手は人間だ
モンゴメリはヒッチハイクで自宅に帰ってきた
ストーンと2人で休暇を取る
女を抱くストーン
窓も閉めずに
休暇を満喫した2人
ケリーの結婚パーティを訪れた
ケリーの結婚パーティへ
酔っ払いまくってモンゴメリは披露宴でめちゃくちゃな行動を取ってしまう(笑)
翌朝
車中で目覚めたモンゴメリ
外で地べたに寝転がるストーン
2人とも二日酔い
2人で退役してアラスカで魚を釣ろうとモンゴメリ
夜帰宅すると、モンゴメリが初めて告知し激怒した男が家の前で待っていた
息子の事を話し謝る父親

ソファーに座り酒を飲みながら戦線で体験した事を話すモンゴメリとそれを聞くストーン
戦争の現実
彼はずっと苦しんでいた
モンゴメリが席を外すと泣き出すストーン

場面代わり引越しの準備をするあの女性の元へ
おれはタイミングの悪い男だがよけれはわ住所を教えてくれないか
車で行く
互いに住所を教えあうために引越しで空になった家へと入っていく
end


感想
ぱっと目に留まり借りてみた今回の作品。
生き残ってしまった罪悪感に苛まれながら仕事として訃報を届けるという任務をこなす2人の感情を中心に描かれていた。
2人とも心に不安を抱え罵られつつも任務をこなしていく姿は軍人としてとても立派に思う。
イラク戦争が背景にあり、ついこの間まで先進国アメリカ合衆国が起こしていた現実だと考えると、果たしてそれは先進国として正しい行いなのか疑問を持ちつつも確信は持てない。
実際この世界は勝者のみが正義で負ければどんなに正論でも敗者となる。
現時点でアメリカ合衆国は勝者と言えるので、正しい行いだったのかもしれない。
分からないが。
どんな最期を遂げても立派に亡くなっていったと伝えたり、メッセンジャーとは工夫と気を使い緊張する仕事だとわかった。
ピーターソン夫人との恋愛要素は正直いうといらなかったかな。
こういう映画に求めていない。
戦争で亡くなった者も生き残った者も、その周囲の人間も、1人関わるだけで沢山の人間が苦しみ悩む。
色々考えさせられる映画だった。

10/7.7