前回の記事はこちら → 7つの習慣①
※私が意見を述べる場合は、内容との混同を回避する為、文章の前に※を付け加えています。


本の紹介と私の見解




Introduction
~スティーブン・R・コヴィー博士と7つの習慣~

Theme1
スティーブン・R・コヴィー博士ってどんな人?
※省略 気になる人はおちら → スティーブン・R・コヴィー


Theme2
「7つの習慣」とはどのようなこと?
原則中心の生き方で、人生の成功を手に入れる

~中略~

「公正」であること
「誠実」であること
「他にも「責任感」や「統率力」、あるいは「人の尊厳」、ものごとや将来に対する「深い洞察」など、これらの価値は時代とともにすり減るものではありません。
このように、世の中が変わっても価値に変わりがないもの、これを「原則」と呼びます。

~中略~

原則から切り離された生き方を、原則に従った生き方、言い換えると「原則中心の生き方」に軌道修正する━。

~中略~

原則に従った原則中心の習慣は、長い目で見ると人生の成功を約束してくれます。

22~28Pから引用



※つまり7つの習慣とは、原則に従った習慣を7つに分けたことを指しています。
概ね同意出来るパートです。

ただ、「~人生の成功を約束してくれます。」という表現は好ましくないように思います。

自己啓発本というのは『断言する事』でより相手を惹きつける方法をとる事が多いので、仕方ないのですが、勝手に約束してくれちゃって、成功しなかったらどーすんの!って思っちゃいます。

そもそも成功ってなんでしょうね?

屁理屈になりそうなので、次へ。


Theme3
どうすれば自分は変えられるのか?
物の見方は決して一つだけではない
前回の記事の冒頭で『妻と義母』を紹介しましたが、この話なので省略。


Theme4
相手が悪いのに、なぜ自分から変えるべきなのか?
まず、自分が変わる。それが積極的な生き方。

原則中心の生き方とは、「人格主義」とも呼べます。

~中略~

人格に支障がある人は、とかく問題の所在を自分以外に求めがちです。
※分かりやすく説明すると、人格に支障がある人は、何でも人のせいにしがちという事。

~中略~

賢明な人はやはりここでも自分自身に問いかけます。
「ひょっとして私自身に問題はないだろうか。間違っているのは私ではないだろうか。」と━。

この問いかけは、自分の物の見方、すなわちパラダイムが、原則に忠実かどうかを確かめるリトマス紙です。

そしてこの問いから何かの気づきを発見できたら、まず自分の中身を原則に近づけて、その上で
周囲と新しい関係を取り結ぶべきです。

~中略~


大切なのはインサイド・アウト

まず自分を変える。
そのあとで社会と新しい関係を結ぶ。
コヴィー博士はこのプロセスを「インサイド・アウト」と呼びました。

~中略~

コヴィー博士の言葉を借りると「7つの習慣」とは、
「原則を中心に据え、人格を土台とし、インサイド・アウト(内から外へ)のアプローチによって、個人の成長、効果的な人間関係を実現しようという思考である。」

Page34~36Pから引用


※このTheme4は簡潔にまとめると、「自分が変われば、成長し、より良い関係性を築ける。」という事です。

私の見解としては理想を求めすぎている傾向にある項目だと思います。


例え話を。



あなたは長年連れ添ったパートナーがいるとします。
長く連れ添うと相手の意見を尊重しなくなったり、関係がおざなりになる事はよくあります。
別れる事になった2人。
あなたのパートナーはあなたに、「昔のあなたはもっと情熱的だった。」と別れの最後の言葉を残して去っていきました。



相手の意見を尊重しなくなってきた時点で、インサイド・アウトを積極的に意識すれば、回避できるのでは?と思いませんか。

もちろんそう出来れば2人は別れず、良い関係を続けていたかもしれません。

ですが、彼女は「昔のあなたはもっと情熱的だった。」と言葉を残しています。

過去のあなたの情熱にあなたのパートナーは魅力を感じていたのです。

つまり何が言いたいかというと、自分が変化するという事は必ずしも成功するわけではないという事です。

過去のあなたもあなたです、あなたは今変わろうとしているかもしれませんが、過去のあなたに親しみを感じている人も必ずいます。

過去というものは敬遠されがちで、沢山の失敗ばかり思い出しがちです。

でも今のあなたという人は、その沢山の失敗で成り立っています。

大切なのは過去から学び、第三者の目で自らの過去と向き合い、過去を取捨選択し、そこから自分を変えるのではなく、今の考え+オプションとして、次の考えを取り入れていく事が重要なのではないでしょうか。







Theme5
「7つの習慣」で人は本当に変われるのか?
「7つの習慣」の積み重ねで私たちの根本が変わる。

「言うは易し行うは難し」との格言があるように、具体的にどのようにすればいいのか。

こうした疑問が生じるに違いありません。

この原則中心の生き方を習慣化するための手法が「7つの習慣」です。

コヴィー博士が示した「7つの習慣」とは次の通りです。


第1の習慣  主体的である

第2の習慣  終わりを思い描くことから始める

第3の習慣  最優先事項を優先する

第4の習慣  Win - Winを考える

第5の習慣  まず理解に徹し、そして理解される

第6の習慣  シナジーを創り出す

第7の習慣  刃を研ぐ


コヴィー博士はこれらの習慣をランダムに列挙したわけではありません。
その背景にはインサイド・アウトに従った一つのゆるぎない構造があります。


まず、第1から第3の習慣は、自分が持つパラダイムを原則中心に改善するためのものです。

そしてここで実行するパラダイムシフトを「私的成功」と呼びます。

次に、第4から第6の習慣は、新たな人格を呈した自分という存在が、社会と相互依存の関係を取り結ぶための習慣を示しています。

そして相互依存関係から大きな成果を手に入れることを、「公的成功」と呼びます。

更に第7の習慣は、「私的成功」「公的成功」双方に影響を及ぼす習慣です。

これにより私的成功および公的成功の質は更に高まることになるでしょう。



※7つの習慣の項目が全て明かされました。

「私的成功」はつまり、物の見方を変える事(パラダイスシフト)が成功した時を指します。

「公的成功」は新たな自分で社会と関係を持ち利益を得る事を指します。

パラダイスシフトは無意識に行っているというのは、前回で話した通りです。

ここを意識的に行うというのは中々難しいものがあります。

ここから私の考える原点へ話が逸れていきます。

あくまで私個人の場合です。

パラダイスシフトとは物の見方=変化(自分が変わる為に必要になる過程)だと私は捉えています。

そう捉えると、変化する為の過程は、他の方法で自分自身を促進する事が出来るのではないでしょうか。

まず自分が変わるという心構えを持ち続けたい場合、前向きな姿勢をキープし続けなければいけません。

ネガティブに考えていては、持ち続ける事は出来ません。

ネガティブからの脱却はストレス発散、いつもの日常に変化を与える事です。

音楽を聴いたり、ショッピングしたり、映画を観たり、身体を動かしたり、好きな食事を摂ったり…。

何でもよいのです。

あなたが前向きになれるのなら、他の人からみれば勿体ない時間の使い方であっても無駄ではありません。

なるべく継続しましょう。

①ストレス発散気分転換なんでも良いので好きなことをし、継続する。

そうすると自然と気持ちが前向きになりませんか。

この時点で気持ちが前向きになっていると思います。

①を行う前の自分と行った後の自分は、気持ちの構え方が必ず違います。

これでコヴィー博士のいうパラダイスシフトへ臨む準備が出来ました。



今回私が伝えたいことは、準備の重要性です。

何事も120%の準備が必要です。

準備は誰でも必ず確保できる時間です。

そして、本に書いてある通り、頭の中であーだこーだ考えても仕方ないのです。

変化したいのならば垣根を越えて行動すると良いです。

あなたがいつの間にか作った垣根を前向きな気持ちになれたのなら、壊して進んでみてはどうでしょう。

違う世界があるかもしれません。

何事も挑む前に準備を!











~次回に続きます~