仕事:ソーシャルワーカーの笑顔 | 悩める凡人救急医の仕事と生活

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田舎の総合病院で働く凡人救急医です。共働きの妻と娘二人(小学生)の4人で、忙しい日々をおくっております。どうぞよろしくお願いします。
 

こんにちは。

 

最近病院のソーシャルワーカーさんに「最近困ったことなんかありますか?」と尋ねたら、「最近は退院して家に帰りたくない患者や連れて帰りたがらない家族が多くて困ってます。」と微妙な笑顔で答えてくれました。

 

本当に病状が重かったり、身の回りのことができなかったする場合は仕方ないと思える。でも自宅で生活できるレベルではあるけど微妙に介護が必要な患者がいて、ソーシャルワーカーさんがいっているのはそういった患者のことでした。ある程度動けるけど認知機能が低下しているから目が離せない。そんな人が家庭内にいたらゆっくり生活できませんよね。でも病院にはずっといられない。施設に入れるにはお金がかかるから家族は渋る。「じゃあどうすればいいの!」ってなる。その間も主治医は「早く退院させろ」とせっついてくる。ソーシャルワーカーさんは患者・家族・主治医・院外の病院や施設などから板挟みにされへとへとですあせる

 

交渉をスムーズに行いたいためか基本笑顔のソーシャルワーカーさんが多いが、笑顔は引きつりがちだ。自分を削りながら仕事をしているんだと思う。でもずっと入院し続ける患者はおらず、どこかに落としどころをつけてくれるので本当に助かっています照れ

 

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