<一時帰宅>男性自殺か…経営のスーパー倉庫で発見 浪江町

 東京電力福島第1原発事故で警戒区域に指定されている福島県浪江町に27日に一時帰宅し、行方不明になっていた自営業男性(62)が、同町内で首をつって死亡しているのを消防団員が28日、見つけた。
 死因は窒息死で、県警は自殺とみて調べている。

 県警などによると、男性は原発事故後、福島市内の借り上げ住宅に妻と父の3人で避難。
 妻に「生きていても仕方がない」「夜眠れない」などと話し、睡眠導入剤を服用していたという。
 遺書は見つかっていない。

 遺体は自身が経営していたスーパーなどの近くにある2階建て倉庫1階で見つかった。
 普段は倉庫のシャッターが開いているが、閉じられていたという。

 捜索に加わっていた消防団の江畑立行さん(54)は男性と顔見知りで「店は家族経営で一生懸命切り盛りし、町の人たちに古くから親しまれていた。
原発事故さえなければこんな結果にはならなかったはず 」
と悔しそうな表情で語った。

 男性は27日午前、妻と2人でスーパーの片付けなどのため、初めて浪江町に一時帰宅したが、間もなく行方が分からなくなっていた。
【三村泰揮、泉谷由梨子】 
毎日新聞 5月28日(月)21時13分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120528-00000078-mai-soci
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