2011年8月23日、文化放送「吉田照美 ソコダイジナトコ」の週刊エンターにて、昨日に続いて、京都大学助教小出裕章氏のインタビューが放送されました。1週間前の取材だったそうです。
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小出「わけですから、管理区域だってなるべく汚染を起こさないように、常に注意をしてきれいにしている、わけですね。ほんで管理区域の中からものを持ち出すときには放射能で汚れてないかどうかということを確かめた上でなければ持ち出せないということに、なっているわけですね。」
吉田「はい」
小出「そういうところで私は仕事をしてるわけですが。今現在福島県、の、人が住んでいる大地。建物。瓦礫。なんでも、放射線管理区域から持ち出してはいけないというほどの汚染をどんどん、全部が受けている、わけです。ですから私が嫌だなあと思いながら放射線の管理区域、のほうが、ずうっときれいです。福島県で今普通の人たちが生活している場所よりは。むしろそういうところに放射線管理区域に逃げ込みたいと思うほどに、現地は汚れきっている、わけです。ですから日本の法律、これまであった、放射性物質、放射線を規制するために作られた法律体系は全て崩壊しています」
吉田「全てですか」
小出「はい。日本って法治国家だと言うんですよね。」
吉田「まあ、言ってるんですよ」
小出「国家が法律を決めたと。」
吉田「そうですねえ」
小出「国民がそれを守れと」
吉田「うんうん」
小出「破る奴は、とっ捕まえて処罰するんだと、言ってるんですね。そうであれば国家こそ法律を守る最低限の義務がある…」
吉田「そうそれがなければ成り立たないですよね」
小出「のはずですよね。その国家は法律を作って、日本に住んでいる人々は1年間に1ミリシーベルト以上の被曝をしてはいけないし、させてはいけないと、書いてある、のです。で放射線管理区域から放射能で汚れたものを持ち出すときには、1平方メートルあたり4万ベクレルという、汚染以上のものはけっして放射線管理区域から持ち出すなと書いてある。持ち出したら処罰すると書いてある。わけです。えーところが、福島原子力発電所の事故が起きた途端に、その法律をさっとチャラにした」
吉田「それ誰がやったんですかね?」
小出「誰がやったんですかね。マスコミの人にきちっと追及してもらいたい」
吉田「追及してもらいたいですね。いずれこれはちゃんと追及されるべき事柄として、非常に重大な事になりますよね」
小出「そうです。私はだから政府の首脳は全員刑務所に入れるべきだと思います。」
吉田「いやあ僕もそう思います、本当に」
小出「はい。<1年間に1ミリシーベルト以上はさせるなと命令を下した人たちが今1年間に20ミリシーベルトまではもう我慢させると。言ったわけですね」
吉田「すごい話ですね」
小出「1平方メートルあたり4万ベクレルというような汚染物質は管理区域外にあってはいけないのですけれども。
それをもし厳密に適用すると、福島県全域に匹敵するような地域が放射線の管理区域にする、つまり無人地帯にしなければいけないというそういう法律なん、です。それを一切チャラにして、」
吉田「ひどいっすねえ」
小出「はい。人々が住んでもいいとか言い出してる、わけですね。とんでもないことを言ってるわけで。今回地震と津波でたくさんの街が破壊されて町ごと無くなってしまったようなところだってあるわけですけれども。そういうところだって必ず復興できます。」
吉田「そうですねえ」
小出「流された街に人々が帰ってきて、街を再建して、そこでまた歴史を刻むということは必ずできるし、きっとなると私は思いますけれども。放射能で汚染されたところは、失われる」
吉田「うん本当そうだ」
小出「それが福島県全域に匹敵するようなところが失われるなんていうことを思えば、もう本当とんでもないことが今起きてると」
吉田「言うことですよね」
小出「はい。あの、皆さん実感していただきたいと思うし、マスコミもそれをきっちりと取り上げて欲しいと思います」
吉田「やっぱり報道すべきだと思いますよね、その点をね」
前文省略しています。
(前文には、2号機と3号機の水蒸気爆発の可能性について述べています)
↓全文確認したい方は、こちら。音声もあります。
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65759532.html

今の福島県民の惨状は、最高法規である憲法に違反しているのではないでしょうか
憲法第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
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小出「わけですから、管理区域だってなるべく汚染を起こさないように、常に注意をしてきれいにしている、わけですね。ほんで管理区域の中からものを持ち出すときには放射能で汚れてないかどうかということを確かめた上でなければ持ち出せないということに、なっているわけですね。」
吉田「はい」
小出「そういうところで私は仕事をしてるわけですが。今現在福島県、の、人が住んでいる大地。建物。瓦礫。なんでも、放射線管理区域から持ち出してはいけないというほどの汚染をどんどん、全部が受けている、わけです。ですから私が嫌だなあと思いながら放射線の管理区域、のほうが、ずうっときれいです。福島県で今普通の人たちが生活している場所よりは。むしろそういうところに放射線管理区域に逃げ込みたいと思うほどに、現地は汚れきっている、わけです。ですから日本の法律、これまであった、放射性物質、放射線を規制するために作られた法律体系は全て崩壊しています」
吉田「全てですか」
小出「はい。日本って法治国家だと言うんですよね。」
吉田「まあ、言ってるんですよ」
小出「国家が法律を決めたと。」
吉田「そうですねえ」
小出「国民がそれを守れと」
吉田「うんうん」
小出「破る奴は、とっ捕まえて処罰するんだと、言ってるんですね。そうであれば国家こそ法律を守る最低限の義務がある…」
吉田「そうそれがなければ成り立たないですよね」
小出「のはずですよね。その国家は法律を作って、日本に住んでいる人々は1年間に1ミリシーベルト以上の被曝をしてはいけないし、させてはいけないと、書いてある、のです。で放射線管理区域から放射能で汚れたものを持ち出すときには、1平方メートルあたり4万ベクレルという、汚染以上のものはけっして放射線管理区域から持ち出すなと書いてある。持ち出したら処罰すると書いてある。わけです。えーところが、福島原子力発電所の事故が起きた途端に、その法律をさっとチャラにした」
吉田「それ誰がやったんですかね?」
小出「誰がやったんですかね。マスコミの人にきちっと追及してもらいたい」
吉田「追及してもらいたいですね。いずれこれはちゃんと追及されるべき事柄として、非常に重大な事になりますよね」
小出「そうです。私はだから政府の首脳は全員刑務所に入れるべきだと思います。」
吉田「いやあ僕もそう思います、本当に」
小出「はい。<1年間に1ミリシーベルト以上はさせるなと命令を下した人たちが今1年間に20ミリシーベルトまではもう我慢させると。言ったわけですね」
吉田「すごい話ですね」
小出「1平方メートルあたり4万ベクレルというような汚染物質は管理区域外にあってはいけないのですけれども。
それをもし厳密に適用すると、福島県全域に匹敵するような地域が放射線の管理区域にする、つまり無人地帯にしなければいけないというそういう法律なん、です。それを一切チャラにして、」
吉田「ひどいっすねえ」
小出「はい。人々が住んでもいいとか言い出してる、わけですね。とんでもないことを言ってるわけで。今回地震と津波でたくさんの街が破壊されて町ごと無くなってしまったようなところだってあるわけですけれども。そういうところだって必ず復興できます。」
吉田「そうですねえ」
小出「流された街に人々が帰ってきて、街を再建して、そこでまた歴史を刻むということは必ずできるし、きっとなると私は思いますけれども。放射能で汚染されたところは、失われる」
吉田「うん本当そうだ」
小出「それが福島県全域に匹敵するようなところが失われるなんていうことを思えば、もう本当とんでもないことが今起きてると」
吉田「言うことですよね」
小出「はい。あの、皆さん実感していただきたいと思うし、マスコミもそれをきっちりと取り上げて欲しいと思います」
吉田「やっぱり報道すべきだと思いますよね、その点をね」
前文省略しています。
(前文には、2号機と3号機の水蒸気爆発の可能性について述べています)
↓全文確認したい方は、こちら。音声もあります。
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65759532.html

今の福島県民の惨状は、最高法規である憲法に違反しているのではないでしょうか

憲法第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。