西大島で出会った本当に美味しいエスプレッソ
京都での学生の頃から、カフェで過ごす時間が好きで、今もこうしてカフェの空間づくりのお仕事もさせていただいていることは、本当に幸せです。珈琲、空間、音楽、3つのリズムが共鳴して、ひとりでいても二人でいても、日常とは全くかけ離れた贅沢な時間を過ごすことができるカフェや喫茶店が好きです。
現在進行中の西大島の現場の休憩で、行きつけになった小さな珈琲屋さんがあります。「クラヴィア」という豆の販売+たった4席の小さなお店です。
自称一人見知りらしい店長のおやじさんは、何度か通っているうちに、席に座ると珈琲のことを話してくれるようになりました。職人の雰囲気を持ちながらも、まなざしと語り口に柔らかさ、優しさがあふれています。
昨日、いつも通り美味しい珈琲をいただきながら、イタリアでのエスプレッソの話をしていると、
「いたずらでエスプレッソいれちゃお!」
と微笑んで、手動で圧力をかけるエスプレッソマシーンで手際よくエスプレッソ珈琲を淹れて下さいました。
一口いただくと、美味しくて美味しくて、言葉を失いました。丁寧に淹れられた暖かい幸せが、体をゆっくりと走り抜けました。
はじめに口の中に広がったのは、がつんと勢いのある苦みではなく、珈琲の柔らかい丸い味。次に濃厚な太い苦みがやって来て、そしてもう一度柔らかい後味が残ります。
幸せな、贅沢と出会ってしまいました。
写真は、ここのお店で購入した、
「ネルドリップ用のフィルター」で淹れたはじめての珈琲。ペーパーよりも淹れやすいとのことでおすすめいただき、自宅や事務所でも実践することにしました。
自分で考えて自分の好みを試し、味を知っていくお客さんが増えることで、店長も仕事が楽しくなるとのこと。
「珈琲はそんなむずかしくないよ。難しく考えずに、好きなようにやればいい。難しく語られるのは、難しく語りたいだけだよ。」
よーし、ぼくも挑戦します。
