うちの鍋料理 豚肉の鍋~豚しゃぶ その3 | きょうは休肝日?

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すでに休肝日は諦めているのだが、いまさらブログタイトルを変えられない

豚しゃぶ肉を使った鍋のその3は私のオリジナル鍋 黄ニラとナスと豚しゃぶ肉の含ませ冷や鍋 だ。

手間は掛かるが、私の思いつき料理としてはかなり出来のよいほうだと思っている。

難点は豚肉以外の主役である黄ニラとナスの旬の時期がまるで違うことだ。

 

夏野菜の代表であるナスは5月から9月。

岡山が主産地の黄ニラは2月ごろが一番うまいとされている。他の産地もあって周年栽培されてはいるが、冬が旬であることは間違いない。

 

私がこの料理を作ったのは5月だったから、かなりきわどい出会いであったということだ。

 

だからその後この料理を作ることはなかったが、ナスがおいしい時期か黄ニラがおいしい時期かに割り切って作ってみてもよい。

冷製であることからいえば、やはりナスのうまい夏に黄ニラを見つけてということになるだろう。

 

思い出した!

この料理はたまたまスーパーで季節外れの(と思われた)黄ニラを見つけてつい一把買ってしまったことから考え出したものだ。この一把のおかげで前の日から昆布のだしを取り、うまそうな豚肉を求めて電車に乗って買い物にと、えらく時間を使ってしまった。

 

この黄ニラとナスと豚しゃぶ肉の含ませ冷や鍋

「昆布のだしを薄口醤油ベースで調え冷やす。

これに、軽く熱湯に通し冷やした豚しゃぶしゃぶ肉と黄ニラ、それにスライスしたナスを漬けて味を含ませながら冷蔵庫で冷やしておく」というものだ。

鍋と名前は付けているが、味を含ませる段階以降は熱も入れないので、器は別段、土鍋や小鍋である必要はない。

 

<この日の手順は>

① 昆布のだしをとる。これが要なので良い昆布で丁寧に。一日余裕があるので、一晩昆布を水につけておいた。これを火にかけ沸騰寸前に昆布を取り出す。

今回は南茅部の「白口浜真昆布」を使う。

 

② ①の昆布だしを火にかけ、薄口醤油、酒、味醂、塩を加えて味を調える(分量は、だし カップ3、薄口醤油 大さじ4、酒  大さじ3、味醂 大さじ2、塩 適量)。粗熱を取ったら冷蔵庫で冷やしておく。

 

③ 豚は沖縄の「アグー豚ロース」のしゃぶしゃぶ用肉を煮立った湯に通して氷水にとり、笊にあげて冷やしておく。

 

④ ナスは縦に薄くスライスして豚を通した後の湯で軽く茹でる。

 

⑤ 黄ニラも同様だが、さらにサッと軽く湯通しし、食感を残す。

 

⑥ 鍋(小鍋)に③の豚肉を敷き、その上に④⑤のナス、黄ニラを載せ、上から②の合わせだしをはる。

 

⑦ ⑥を時間のある限り冷蔵庫で寝かせ味を含ませる(まず3時間か?)

 

⑧ 鍋(小鍋)を食卓に移し、手元の器にだし汁ごととって食べる。

 

手間ひまはかかったが、それだけのことはあった。なかなか面白い鍋になった。

 

黄ニラ、ナスの食感もとても良い加減で、豚のうまみと野菜の甘みが楽しめる。

 

冷たいおかずが欲しい暑い季節にたまたま黄ニラが手に入り、なおかつ時間に余裕があれば作っても良い。私の中では秀品だ。