我が家で試した「豆腐百珍」の料理はずいぶん昔に作ったものが多く、写真の状態の悪いものが少なくない。今回紹介するものもそうだ。
「豆腐百珍」の中には、あらためて作り方を紹介するほどのものでもない、どこの家庭でも作っているようなものもある。
例えば「通品」(格別に珍しいものではないので料理法は記されていない)の中の28番「揚げ豆腐」(写真左)。
私の好きなのは絹ごし豆腐だが、「豆腐百珍」では木綿豆腐と指定がある。
揚げ油で豆腐を揚げるだけだ。
中の生状態がなくなるまで丁寧にゆっくり二度揚げするのもよい。塩と醤油で食べるが我が家では溶き芥子も添える。
「妙品」に挙げられている「石焼豆腐」(83番)は、いわゆる「豆腐ステーキ」だ(写真右)。
「本来は石で焼くのだが代わりに焼き鍋を用いる」とある。
焼き鍋に油を入れる(油を引くというよりは多めに入れる)。
豆腐を一寸(3㎝)角、厚さ3分(1㎝)ほどに切って、焼きすぎないようにほどよく焼き色を付ける。醤油とおろし大根で食べる。
昔の料理レシピ備忘録のリストは
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