食欲があるせいで食卓に並ぶ料理に肉が増えた。同時に体重も増えた。
きょうは魚だけだ!
まず、焼き物は?
この時期なら「タカベがあるかもしれない」と、近所のデパート、スーパーに出かけたがなかった。イサキは山ほどあったがなんとなくその気分にならない。
しかたがないので、焼き物は数日前から漬けてあった「銀鱈の味噌粕漬け」を焼くことにした。
その他は、この時期、どこの魚売り場でも手に入る魚を買う。
作った物は
「鯛のおろし和え」
鯛刺身と大根おろし、大根のツマ、貝割れ大根を薄口醤油とすだちの絞り汁、わさびで和える。
「鰺の納豆たたき」
「なめろう」の味噌の代わりに納豆を入れるのだが、ごくごく少量にしないと鰺が負ける。薬味は生姜、薬味ねぎ、大葉、にんにく。作り置きした土佐醤油と和える。
何十年前からの我が家の定番だ。
「鰹と茄子、椎茸、ピーマンのにんにく醤油炒め」
にんにくの香りをつけたオリーブオイルで、小麦粉を振った鰹の刺身の表面だけを焼き、醤油を掛けて絡めあげておく。フライパンに茄子、椎茸、ピーマンを入れ炒め、鰹と合わせて盛る。
「いか大根味噌煮込み」
いちばん時間のかかる料理だ。
醤油味もよいがきょうは味噌味で。わたも入れて煮込む。
いかと合わせだしと味噌(八丁みそ仙台味噌)の濃厚なコクがうまい一品。
「鰯蒲焼き小丼 温泉卵添え」
開いた鰯に小麦粉をつけ油を引いたフライパンで半ば焼き、少し煮詰めた醤油、酒、味醂、砂糖のタレをかけ回してさらに焼く。これを温泉卵とともにご飯の上に。
おそらく何十年ぶりかに我が家の食卓に登場したのではないか。
「浅蜊の味噌汁」
浅蜊のだしと昆布少々、それに京都「関東屋」の「二段仕込み田舎味噌」。
魚介ばかりで、さすがに少し青物が足りないような気がして「ほうれん草の胡麻よごし」を加える。
これはどう見ても日本酒だな。まず、だいぶ前から冷蔵庫で眠っていた広島「五橋 純米あらばしり」からスタート。
きょうは酒量を気にせず行きたいなあ。
<食後>
一つ一つは良いのだが、本日の組み合わせはちょっと無理があった。分かっちゃいたんだけど、つい…。