孫たちに会いに、神戸に住んでいる息子夫婦宅を久々に訪問した。同行者は家内と娘。
孫二人に加えて愛犬2匹の計9人。恐らく10数年来なかったと思われるにぎやかな家族でのひと時を過ごした。
<六甲道・ロ岩ロ岩好(アムアムホウ)>
息子夫婦に連れられて訪れた中国料理店に大満足。
JR六甲道にある「ロ岩ロ岩好(アムアムホウ)」。手作り点心と四川料理が看板というちょっと珍しいタイプの店だ。
小ぶりな店だが、モダンな構えにふさわしく店内の棚にはワインが並ぶ。ほとんどの客が点心や辛い料理とワインのマリアージュを楽しみに訪れているようだ。
この日は私があまり飲む機会のないオーストリア(欧州)のワインもいただいた。
点心はどれもおいしい。子供だけでなく大人も楽しいこんな点心も。
蒸しあげて膨らむことを計算して整形するのだろうからかなり厄介だろうな。
この玉子が溶け出る饅頭もちょっと甘めで半分デザート感覚。おいしい。
点心もよいのだが、私は四川料理が大いに気に入った。
久しぶりに食べる「山城口水鶏」(よだれ鶏)」もとてもおいしかったし、何より「麻婆豆腐」が私の好みにぴったり。
近頃、ピンとくる「麻婆豆腐」に出会わない。達人と言われる人の店でもそうなのだ。
専門家でもないのにあまり偉そうに言うのも気が引けるのだが、「辣」はともかく、この「アムアムホウ」のような、強くて質のよい「麻」を感じさせる「麻婆豆腐」にはあまり出会わない。かなり前に、代々木上原にあった頃の「老四川飄香(ラオシセンピャオシャン)」(今は麻布十番に移転しているようだ)で食べた「麻婆豆腐」以来の満足感だった。
食欲不足で苦労することの多い私だが、こういう「麻婆豆腐」が近くで食べられればありがたいのだがとついつい思ってしまう。
コストパフォーマンスもよく、息子夫婦がなんともうらやましく思えた。
それにしても、楽しくにぎやかな時を過ごしたにもかかわらず、例によって食い物の話しか書かないのは申し訳ない気もするのだが…。
大勢で押しかけて、気遣いと忙しい思いをさせてしまった嫁と息子に感謝。