ひととおりの検査が終了して、あとは先生に呼ばれるのをまつだけ。
採血結果は当日はでないけど、その他の結果はだいたい出るとのことでしたので、サクッと話を聞いて帰ろうと思っていました。
おそらく、ストレスとか、スマホの見過ぎとか、夜更かしとか、そんな感じのことを注意されて、今後は気をつけまーす。みたいな結果におちつくのであろうと、のんきに待合室で名前を呼ばれるのを待っていました。
待合室には、土曜だというのに結構たくさんの人がいます。
それも、さまざま。
若い女性や、ひょろっとした神経質そうな若者。
急に外来できたようすのおばさん。予約無いので翌週の予約をとっています。
来院すると、診察券をだして、まっすぐみずから血圧計にすすみ、勝手に血圧を測るおそらくリピータの方。
待合室のテレビをながめながら、そんな土曜の午後の人間ウォッチング。
ほどなく診察室からよばれました。
よし、サクッと話をきいて、どっかでランチだ!
タバコもすいたいな〜と、意気揚々と診察室へ。
先生は元気よく明るく、「おつかれさまでした。お話は5つあります」
「軽いところからおはなししていきますね」
そんな感じでした。
5つも?
しかも軽いところから?
重い話もあるの?
一気に不安が頭のかなにたちこめます。
明るめにしている先生が、なおさらなにやら不安にさせます。
1つめは閃輝暗点のことだったかな?
いまとなってはあまり記憶がありません。
一度だけだし、そんなに大したことはなさそうです。
念のために併設のガンガの検査をすすめられ、「今回見つかったものが原因ではありません」と。
{???なにがみつかった?」
ふたつめは、頭の輪切りの写真を順番にうつしていくと、目の下あたりの鼻腔のあたりに大きな空間が。
過去に、蓄膿?の残骸のようなものがあると。
それに関しても、特に今後どうすると言おう話もなく3つめ。
3つめがなんだったかわすれた。
そんなに大したことではなかったんだと思いたい。
次回の検査で確認します。
4つめは、首の血管、血管の50%以上が壁になっていて、血のとおる穴は40数%。
いわゆる、動脈硬化ですと。下半身の血管年齢は30代とのことなので、足は健康でした。
動脈硬化がどんなことに影響するのかは、きいたけどわすれました。
ほとんどのことは、5つ目を聞いた時に、あたまからするするするとこぼれ落ちたようです。
5つめ。
パソコンのモニタで、脳内の血管が3Dモデルのようにぐるぐるまわっています。
まんなかの太い血管。その下から本来は左右に下に伸びる血管があるそうですが、画面の血管は片方しか伸びていません。
まれに、片方だけの人もいるそうですが。よくみると、もう片方が伸びていたであろうあたりに、すこし血管の残骸のような影が。
動脈硬化?で片方の血管が閉じてしまっているようです。
で、その分岐点のあたり、血管がおれまがったようになって、コブになっています。
もともと消えた血管がT字につながっていた角のようなところ。
ぐりぐり回る血管の3Dモデルをみながら、すげー!かっこいいですね。なんてのんきに話していた俺に先生が、
「これはね、動脈瘤です」と。
「いわゆる脳動脈瘤」といいながら、カルテに感じで書いてみせます。
「未破裂脳動脈瘤」