復活 ANAのAIRBUS A321 | 題名が思いつかない交通

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こんにちは。

今日はバスというかエア「バス」のお話し。
11/20にANA A321に乗ってきました。
ANAのA321といえば過去にも運用歴がありましたが、2014年に新たな小型機としてA321の新型機(A321neo)を2017年から運用することが決まり、2015年には納期が早い在来型のA321(A321ceo)をA321neoの機材数が揃うまでのつなぎとして発注し2016年から運用することが決まりました。今回乗ったA321は2015年発注分の在来型となります。
当初は同日のANA95便(HND→KIX、本来KIX初飛来はこの便の予定だった)を予約していましたが同便がA320に変更されたため高松便に変更しました。

・広島から戻ってきたA321。
ANAのA320シリーズとしては初のシャークレッド装備機かつwi-fiアンテナ装備機となり、最新鋭機であることがわかります。またかつて運用されていたA321とはエンジンも異なるため、それまでと違った印象を受けました。当初は11/15デビュー予定でしたが11/12に他機材からのシップチェンジで急遽デビューしました。運用初日にはまさかのKIX便にも投入…その日は仕事が休みだったので離陸シーンを見てきました。
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・こちらは1991年から運用しているA320
本来であれば737-700/800及び787に置き換えられて全滅するはずでしたが小型機需要増加と737より使い勝手がよいことから一部機材が延命しましたが、新型のA320neo/321neo導入により数年で完全に姿を消すものとみられます。画像の機体は1996年11月に製造され、97年春にデビューの登録記号JA8946。
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・現在自社所有機31機と東京五輪の輸送力対策に短期リースした5機の計36機が活躍するANAの主力小型機737-800。2008年デビュー、就航範囲が広く現在もっとも目にする機会が多い小型機です。画像の機体は2011年デビューの登録記号JA66AN。
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・今回導入されたA321ceoのエンジンは以前からANAで運航されているA320ceoと同系列のCFMインターナショナル(GE系)のCFM56エンジン。在来型A320シリーズのエンジンはCFM56と日本企業も開発に参加しているIAEのV2500エンジンが選択できますが、かつてANAではA320にはCFM56を、A321にはV2500を採用していました。(わずか7機のためにV2500を保守するにあたり整備上の効率が悪い為早期退役した。)
A320neo/321neoではV2500の実質的な後継エンジンとも言えるプラットアンドホイットニーのPW1100G-JMが採用されます(こちらも日本企業が開発に協力)
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高松行きNH535便に乗り込みます。登録記号はJA111A、製造番号7346、銘板には2016年1月製造と表記されていました。10月中旬頃に完成し、10月21日にテストフライトを開始し10月30日の23時59分に日本へやってきました。初飛行からまだギリギリ1ヶ月未満、デビューから43回目の営業便でした。

・羽田空港をタキシング、最古参のA320(JA8396 94年製 画像一番手前)と。
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・HND Runway05から離陸、エンジンが国際線外航機のA320/321と同じCFM56-5Bを装備しているうえに国内線にて最大離陸重量が軽いためか離陸の加速感と力強さは凄まじかったです、なのにも関わらずANAで従来より運行しているA320よりブーンという音の響き方が静かになっており、同シリーズエンジンでも改良されているのを実感しました。
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・今回のA321の目玉のひとつとも言えるUSBポート。早速利用してみましたが、このフライトで使用できたのは水平飛行中のみで、離着陸時は充電されませんでした。
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・キャビン
シートはB767の一部機材に採用されているレカロシートの細部改良型でタブレット支えが追加などがされています。ただし当方はタブレット端末未所持のため不使用。
コントロールスイッチも新型、曲送り・戻しも出来ます。
モニターは737NGや他社A321に比べて薄型になりましたが、収納時にはモニターの所だけ目立ち、外付け感が否めませんでした…A321ceoはANAでの長期使用を見込まない以上、場合によってはモニターを外してバニラなどのLCCへの転籍などもできるようにしているのでしょうかね…
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・高松空港へ向けて降下開始
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・高松空港にてYS-11と並び
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・高松駅行きバスに乗る前に展望デッキで撮影。
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同機が発注されてから、絶対にA321ceo、A320/321neoはデビューしてすぐに乗りに行きたいと思い続けて念願叶い搭乗する事ができました。
2000年に初めて先代A321に乗り、可愛い顔をしててスラッと伸びたボディ、エンジンのオレンジ色の渦巻き、全日空だけでなくAll Nippon Airwaysのロゴが入ったデザイン、機内の前の方には大きな椅子(=スーパーシート)が並び、モニターも付いてる…図鑑や子供向けの書籍にも同機の写真は載っておらずこの時初めてお目にかかりましたが、一目にして1番お気に入りの機材になりました。それ以降の搭乗はセントレア開港直後に乗ったJA101A以来、今回は10年以上振りのA321搭乗となりましたが、この最新鋭機JA111A号機には先代が持つ美しさに加えて新たな装備・機軸満載で、あのときのような新鮮さを感じることができました。

・高松駅に出てふと上空を見上げるとHNDへ折り返すA321の姿が見えました。
またいつか同機に乗る機会があればいいなと思いました。
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ご覧くださりありがとうございました。

さぁ、次回は…