テーマ:3年前に組んだ自作PCの現状と今後

 

2021年夏、当時金欠だった学生の自分は、動画視聴や文書作成(当時は卒論をやっていた)などで使うPCが欲しいと考えていました。

 

ただ、当時の自分はなにせ金欠。モニター、キーボードとマウスは持っていましたが、現実的にPCに使えるお金は5万円程度。

 

そこで、少し興味があった自作PCに手を出すことにしました。

 

 

それからもう少しで3年、当時はそれなりに満足していた自作PCですが、今では「これいるの?」と思う場面が増えました。

 

今回は自分PCの現状と今後を考えていきます。

 

 

 

 

 

 5万円PCの構成

 

 

当時、半導体不足とマイニングブームが重なり、PCパーツの価格は高騰していました。

 

中古品のコスパも十分といえず、結局新品のパーツで自作PCを組むことにしました。

 

5万円という厳しい予算の中で、最低限使用できるPCを作りました。

 

当時のパーツ構成は以下になります。

 

OS    :Linux Mint Cinnamon

CPU  :Intel Core i3 10100F

GPU  :Geforce GT1030

RAM:Krevv 8GB × 2枚 = 16GB

ROM:Kingstone SATA SSD 240GB

マザーボード:ASUS Prime B460

電源:Thermaltake ATX 500W

ケース: Thermaltake Versa H17

 

 

 

 

 

 2021年夏当時の状況とパーツ選定理由

 

OSはお金がないのでWindowsを買う余力がなく、無料のLinuxを使用しました。

 

安定動作と使いやすさを重視して、Linux Mint を選択しました。

 

 

CPUは当時Ryzenのパフォーマンスが評価されていましたが、自分が買おうとした時期には、人気モデルは品薄で購入できないか、適正価格よりも大幅に高い価格で購入する必要がありました。

 

そのため、比較的安価で手に入る新品のCPUは、型落ち寸前のIntel 第10世代のみ。最も安価なCore i3 の内蔵GPUなしモデルを購入しました。

 

 

GPUはこの価格ではつけるべきか悩みましたが、Intel の内蔵GPUは性能が低く、Ryzenは2万円台というのが当時の状況。

 

更に、マイニングブームにより、GTX1650が3万円台という高値をつけていました。今後交換することを前提とし、当時実売1万円程度のGT1030を仮につけておきました。

 

 

その他の部品は、予算5万で収まる範囲内で選定。不満なら後に交換しようと考えました。

 

また、GPUは当時ならRadeon RX550 という手もあったと思いますが、CPU、GPUともにLinuxとの相性問題が出ることを恐れ、結局Intel + Geforce の安パイな構成としました。

 

 

 

 

 

 現在の自作PCの構成

 

 

CPU、マザー、電源、ケースは変更なし。他は多少変わっています。

 

OS    :Windows 11 Home

CPU  :Intel Core i3 10100F

GPU  :Geforce RTX3060 8GB

RAM     :8GB × 4枚 = 32GB

ROM     :500GB + 1TB

マザーボード:ASUS Prime B460

電源:Thermaltake ATX 500W

ケース: Thermaltake Versa H17

 

 

OSはWindowsに変更。メモリーは余裕をもって32GB搭載。

 

GPUは当時RTX3060が5万円半ば、RTX3050が3万円半ばの時期に、割引されていたRTX3060 8GB版を約4万円で購入。

 

 

今の自分の使用用途はインターネット閲覧 + 軽いゲームプレイ。正直、このスペックでも不満はありません。

 

ただ、ここ2~3年でCPU、GPU等の性能が大きく向上、この性能でデスクトップPCの大きさというのはスペースの無駄に思えてくるようになりました。

 

 

 

 

 ノートPCや内臓GPU性能の向上

 

ノートPCの性能の進化は、私の想像以上でした。

 

自作PCを組んだ3年前の時点で Apple M1 チップがあったため、自分のPCの性能の低さは認識していましたし、いずれはWindowsノートPCの性能も上がるだろうとは思っていました。

 

ただ、今の時点でノートPC用のCore i3が自分のデスクトップPCの性能を上回っています。ノートPCとデスクトップPCの性能差は大きいイメージがあったので、これは驚きました。

 

 

更に、CPUに内蔵されているGPUの性能も大きく向上しています。

私の持つ8GB版3060は性能が低いGPUですが、Cinebench 2024で性能を測定するとスコアは5757。

 

これはこのブログを書いている時点でとっくに型落ちであるApple M1 MAX のスコアを下回ります。

 

いくら高価格帯のチップとはいえ、それなりの作業負荷に耐えうる性能を持った内蔵GPUが現状の時点であり、今後低価格帯でも性能は飛躍的に向上するのだろうと考えます。

 

 

更に、Thunderbolt規格により、ノートPCから色々な機器を接続できるようになりました。拡張性の高さがデスクトップPCの魅力ですが、自分程度ではデスクトップはいらないのではと思うようになりました。

 

 

 

 

 

 まとめ:自作PCはコスパ重視 or 限界性能重視

 

今のノートPCやiMacといった一体型PCの性能は高く、私のようなライトユーザーは十分満足できるレベルになっています。

 

 

現状で自作PCを組むなら、自分の用途を満たせる最低限の性能を確保しつつ、可能な限り安く作るか、ノートPCのハイエンドを上回る性能のPCを組める予算を用意するかの2択になるかと思います。

 

 

自分は今の自作PCの性能でも十分使えているので、次はノートPCになるのかなと思っています。

 

ただ、自作PCは単純に組み立てが面白いといった特徴があるので、もう少し広い部屋に住み替えて、ミドルタワーケースを置けるくらいの住環境を構築できれば自作PCも検討しようと思っています。