朝の渋滞は好きではない。

首都高速は、環状線のサークル部分はたいてい
渋滞で電光表示板はまっかっかなのだ。

みんなが同じところを目指しているというのが
気持ち悪い。

夜の帰りの道は、好きなのだ。
ある1点(東京)から、放射状にめいめい、自分の
自宅だったり、移動先を目指してほうぼうに
散って行く。

インターの出口で車が出て行くほど、走っている
台数が減っていく感じが好きだ。

毎朝、たいてい同じ時間の同じ電車になぜか
乗っている。7:29、そのあと、7:44に乗り換え、
東京駅に着くのが、8:10。
決まったカフェで8:15から8:30。

ところが、車で行ったときには、同じ時刻に私は、
まったく別の場所にいる。

自分の存在がなんだかあやうい気持ちになってくる。

道を歩く出勤前の多くの人、人、人が一斉に
横断歩道を渡ってどこかに向かう姿など見ると
クラクラしてくる。

別の惑星にたったひとりまぎれこんでしまった
ような錯覚に陥る。

自分はひとり車の中から、窓ガラスごしに
朝の風景を眺めることが嫌いなのかもしれない。

自分はとても奇妙な風景に見えてしまうのだ。

世界を第三者の目で見ているような。

職場のビルにある、ドトール、スタバ、マクドナルドに
到着して、そこで初めて、なんだか自分の世界に
やっと戻ってきた気がしてならないのだ。

終電を乗り過ごす残業のときに限って、車で帰り、
また朝早く起きて車で出勤するので、多少の
寝不足も、そこに微妙な要因として加味されて
しまっているのかもしれない。

嫌いな朝の風景がある。

qool