皆さんは最近、パソコンのセキュリティやソフトウェアの更新について考えたことはありますか?特に、長く利用しているソフトウェアは、サポートが終了することがあり、これがセキュリティのリスクになることも。今日、私たちが取り上げるのは「Office 2016 for Mac」のサポート終了問題です。
この記事を読むことで、サポート終了のリスクと、それを回避するための最適な解決策を知ることができます。
Microsoft Office の サポートの種類や内容
Microsoftが提供するサポートには、「メインストリームサポート」と「延長サポート」の2種類があります。
メインストリーム サポート
これは製品リリース後のサポート期間で、ソフトウェアの新しい機能の追加やセキュリティ更新などが提供されます。
延長サポート
Windows版のOffice製品においては、メインストリームサポート終了後、セキュリティの問題や重大なバグの修正が提供される期間です。しかし、Office for Macにはこの期間は提供されていません。
Officeがウイルスに感染すると情報漏洩等のリスクがあるため、脆弱性だけはメインストリーム期間終了から最低5年間、延長サポート期間として修正されることになっています。
ただし、以下の例外があります。
- Office 2021は延長サポートがない。
- Office 2019は延長サポートが2年間。
- Office for Macは延長サポートがない。
「Office 2016 for Mac」のサポート期限
各製品のメインストリームサポートと延長サポートの終了日を表にまとめてみました。
マイクロソフトOffice | 発売年 | メインストリームサポート期限 | 延長サポート期限 |
---|---|---|---|
Office 2021 | 2021年 | 2026年10月13日 | 延長サポートなし |
Office 2019 | 2018年 | 2023年10月10日 | 2025年10月14日 |
Office 2011 for Mac | 2018年 | 2023年10月10日 | 延長サポートなし |
Office 2016 | 2015年 | 2020年10月13日 | 2025年10月14日 |
Office 2016 for Mac | 2015年 | 2020年10月13日 | 延長サポートなし |
Office 2013 | 2013年 | 2018年4月10日 | 2023年4月11日 |
Office 2011 for Mac | 2011年 | 2017年7月10日 | 延長サポートなし |
Office 2019の延長サポート終了はOffice 2016の延長サポート終了と一致しています。
「Office 2016 for Mac」のサポートは、2020年10月13日に終了しました。
Officeのサポート期限が切れるとどうなるのか?
では、サポート期限が切れると、どのような影響があるのでしょうか?
メインストリームサポートの期限が切れると、Office for Macで新しく追加される機能が使えなくなります。つまり、取引先と資料のやり取りをする際に、相手から送付されてきた資料の内容が確認できない、というようなケースが起こりえます。
また、延長サポートの期限が切れると、セキュリティのアップデートがされなくなるため、ウイルス感染や情報漏洩などのリスクが高まり、危険です。
遅くても延長 サポート が切れる前に、新しいOffice for Macへ移行しましょう。
Office2016の買い替え先はどんな候補がある?
サポート期限が過ぎた、またはもうすぐ過ぎるOfficeから現行のOfficeに移行する場合、大きく3つの選択肢があります。
・買い切り版を購入する
・サブスクリプション版に切り替える
・無料の「Office Online」を使う
買い切り版を購入する
新しいOffice製品のバージョンを一括で購入する方法です。新しい機能やセキュリティ更新を利用するための手段としてはシンプルで確実です。
Office 2021 for Macは、macOSの最新の3つのバージョンに対応しています。
「Office Home & Business 2021」 を購入すると43,980円くらい掛かるんです。
macOSの最新の3つのバージョンに対応ので、新しいバージョンができた場合、アップデート必要あります。
この方法はコストを抑えます。しかし、パソコン本体はいつまで使えるか?というのは問題です。
MacでOfficeを使うには?有料/無料のMac対応Office選び方と活用法を一気に紹介!
サブスクリプション版に切り替える
「Microsoft 365」に切り替えることで、最新のOffice製品を利用できるようになります。
価格は、1ヶ月、1,490円、1年間、14,900円になります。Microsoft 365を購入するとMacではなくさまざまのデバイスでOffice ソフトを使え上。常に最新のバージョンを利用できます。
ですが、毎月と年間料金払う必要です。
無料の「Office Online」を使う
基本的なOffice機能をオンラインで利用できる無料のサービスです。
まとめ
「Office 2016 for Mac」のサポートは既に終了しています。サポート期限後のリスクを回避するためにも、バージョンアップや代替製品への切り替えを検討することをおすすめします。