自分は、そのとき会社に入社して3~4年目くらいのときで、あこがれの外車のオープンカーを購入していたので、もっぱらデートはその車を使っていた。
あらかじめ言っておこう。東京の車の運転は半端なく難しい。道は狭いは、迷路みたいだは、車線変更はすれすれで、同じ道路を走っていても、大きな道路と交わるときは、あらかじめ行きたい方向の車線に入っていないと、後から割り込んでいこうとすると、ものすごいひんしゅくを浴びたりする。
田舎者諸君に言っておこう。東京で車でデートをするのは、絶対にやめておいた方がよい。
その中でも特にやってはいけないのが、首都高速に乗ることだ。田舎の高速道路と同じように考えてはいけない。車の数と道幅の狭さが違う。片側2車線の細い道路を時速100キロ近くで、車間距離10mくらいで、みんなが走っている。緊張でハンドルがびしょびしょになるよ。分岐点を一つ誤れば、二度と目的地にはたどり着けなくなる。黒い窓ガラスのバンには極力注意しよう。怖いお兄さんが乗っているから。
しかし、自分にはまだそれがよく分かってなかった。
彼女の話をしよう。彼女は、海外生活が長かったらしい。高校の名前は聞いたことのない英語の名前の高校だった。父親は、某メーカーの雇われ社長で、その取引のある某有名企業に彼女本人は勤めていた。
そこの某有名企業(世界的に有名なメーカー)は、創業者のおじいさんがカリスマ経営者として、ご存命で、第一線で働いているとのことだった。彼女は、その営業企画部で、創業社長の直下のチームの中で働いていた。
彼女は、ほんとに頭が良かった。しかも、底抜けに明るくて魅力的だった。気も利いていた。会社でも仕事もできるし、人気もあるんだろうなぁという雰囲気がにじみ出ていた。
彼女がなぜ結婚相談所に入ったかだが、取引先の社長の娘であり、会社の中でも目立つ有名人のため、社内の男はみんな一歩引いているのだそうだった。すごくよく分かる。
彼女本人としては、普通に恋愛がしたくて、結婚相手も普通であればよいのだがそうだが、出会いがないとのこと。結婚相談所であっても、彼女は、たくさんの男性に囲まれて男を見てきているので、目利きはできるので、まったく問題ないとのことだった。たくましい限りだ。
つづく。。。