兵庫姫路書写 円教寺② ラスト・サムライたちは

 

 

ハリウッド映画ラスト・サムライたちは

室町時代の食堂が使われました

渡辺謙さんとトム・クルーズが

出会うシーンです

同じ場所に立てば僕もサムライ気分

 

 今日も灯を灯します

 書写山の灯は千年

 

巡礼歌集より

 

伝説では、一条天皇の中宮彰子に仕えていた和泉式部が、彰子やほかの女房たちとともに性空上人を訪ねたが、上人は会ってくれない。そこで式部は寺の柱に、一首の和歌を書いて立ち去ろうとした。


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大講堂、常行堂、食堂の「三之堂」は元徳3年・元弘元年(1331年)の落雷と、永享8年(1436年)の火災で焼失し、現存する各堂は室町時代、15世紀半ばの再建である。

北側に位置する大講堂は重層入母屋造、本瓦葺き。正面7間、側面6間。

 


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大講堂内陣には釈迦如来及び両脇侍(文殊菩薩・普賢菩薩)像を安置する。像は圓教寺創建期の10世紀の作である。

 


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食堂(じきどう) - 正面15間、側面4間、入母屋造、本瓦葺き、総2階建ての長大な仏堂である。日本の近世以前の仏堂建築で、このように長大かつ総2階とするものは他に例がない。1階は柱間15間のうち、北寄りの1間を引戸とするほかはすべて蔀戸とし、腰壁を設け、内部は円柱が並ぶ広大な1室とするなど、他に例をみない構成になっている。


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2階は宝物館となっており、食堂本尊の僧形文殊像のほか、寺内の諸堂にあった仏像などがここに移されている。2階の屋根は隣の常行堂の屋根と互いに接している。堂内は仏像や絵画などの寺宝が展示されている。

 

屏風は和泉式部の和歌「くらきより くらき道にぞ 入りぬべき はるかに照らせ 山の端の月」

 


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常行三昧堂 - 大講堂に向き合う位置に建つ。方5間、入母屋造の常行堂の北側に正面10間、側面2間、切妻造の吹き放しの建物が接続する、特異な形式の建物である。屋根はすべて本瓦葺き。常行堂部分は東を正面とし、本尊阿弥陀如来坐像を安置する。切妻造部分は東半部を「中門」(ちゅうもん)、西半部を「楽屋」と称し、中央部には唐破風造の「舞台」が突出する。

 

次週は 兵庫姫路書写 円教寺③ 今日も灯をともします・・・