兵庫 一乗寺③ 優美な白鳳時代の仏さま
おばあちゃんがお茶をのんでいた
母のひざで寝ころんだ
陽だまり縁側 なつかしい
ああ なつかしい
巡礼歌集より
一乗寺の「本堂(重文)」は、懸造(舞台造)になっており、1628年の再建されたものです。
一乗寺の石段はそれほど長くはありませんが、境内に入ると上りっばかりで少し大変です。
本堂脇に建つ「鐘楼(重文)」。1628年の建築で、袴腰が付いた美しいものでした。本堂に上がると吊られている梵鐘も見えます。
本堂横
一乗寺の手水鉢。四角いシンプルなタイプ。
本堂入口。靴を脱いで上がります。
本堂まで上ると、三重塔が見下ろせます。相輪や屋根瓦や軒先、隅々まで美しい塔。
本堂内
ご本尊は、白鳳時代作の「聖観世音菩薩像(重文)」。秘仏となっています。
秘仏は秘仏として何時かお会いできることを楽しみにして、今回は本堂にあったJR西日本ポスターです。仏像は像高72.7cmの白鳳時代作の金銅仏で、全体的に細身で、表情も穏やかで、どことなくアフリカ彫刻を連想させるようなお姿です。白鳳時代の仏さまのなつかしい雰囲気がします。
納経所には若い女性のお坊様がおられました。
次週は仙人の棲む奥ノ院へ・・・
兵庫一乗寺④「空鉢仙人」と呼ばれる・・・