兵庫 一乗寺① インドから来た仙人が開いた寺

 

登ればひっそり 奥の院

秋のお堂に腰かける

広い縁側 なつかしい

ああ なつかしい

 

巡礼歌集より


一乗寺(いちじょうじ)は、兵庫県加西市にある天台宗の寺院。西国三十三箇所第26番札所。山号は法華山、本尊は聖観音菩薩である。聖観音とはいろいろある観音様の原型です。

寺伝では孝徳天皇の勅願で650年に創建、開基(創立者)は法道仙人とされる。 国宝に指定されている三重塔(1171年建立)は平安時代後期を代表する和洋建築の塔であり、日本国内屈指の古塔である。 境内は山深く訪れたときは新緑に包まれていた。、春は桜、秋は紅葉の名所としても知られている。


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境内は長い石段が続き、数段に分かれている。バス通りに面した境内入口には山門はなく、正面に石造笠塔婆が立っていた。


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境内入口から最初の石段を上った狭い平地に常行堂がある。2層式の宝形造で、1868年に再建されたものです。常行堂とは、天台宗の「常行三昧の行」を行うためのお堂のことです。

 


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「常行三昧の行」とは、90日間阿弥陀如来の周囲を念仏を唱えつつ、心に阿弥陀如来を念じながら歩く天台宗の行です。

 


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ご詠歌が書かれていました。

詠歌は、仏教の教えを五・七・五・七・七の和歌として、曲に乗せて唱えるもので、日本仏教で平安時代より伝わる宗教的伝統芸能です。一般には花山法皇の西国巡礼時に始まったとされています。

 


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常行堂横。

 


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常行堂前

 


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この階段の上に三重塔。今ではそれほど規模の大きなお寺ではありませんが、平安時代の古式の「三重塔(国宝)」も残り、秘仏のご本尊も白鳳時代のものと、播磨地方を代表する古刹の雰囲気が味わえます。

 

 

次週は 兵庫 一乗寺② 木のぬくもりがつたわる三重塔・・・