兵庫宝塚 中山寺② 元気な赤ちゃんやぁ~い♪

 

 

草創以来、千四百年に及ぶ歴史をほこる中山寺は、多くの物語でかざられ、世に名高い謡曲「満仲」や歌舞伎「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」は、平安中期に多田源氏満仲の信護をうけた時代の、当山にまつわる美女丸・幸寿丸の哀話から創作されたものです。

 

中山寺は代々皇室の崇信もあつく、安産祈願本邦随一の霊場として頼朝をはじめ武家・庶民より深く信仰され、ことに秀吉は当山に祈願して秀頼をさずかり、秀吉亡きあと秀頼は片桐且元に命じ伽藍を再建しました。これが即ち現在の伽藍です。

 

 

幕末、明治天皇御平産祈願のおんこともあって、いよいよ霊徳を高め、全国からあつまる大ぜいの参詣者で毎日にぎわっております。 プレママフェスタが開かれていました。

 

 

エスカレーターは震災後設置されたもので、震災前の中山寺を知る者にとって少し違和感を感じるが、この寺に参拝する妊婦、お宮参りの子供を抱いた両親などへの嬉しい配慮です。

 

 

閻魔大王の額の掛かっている閻魔堂。

 

 

御本尊は十一面観音菩薩で、インド勝鬘夫人(しょうまんぶにん)の姿をうつした尊像と伝えられています。中古、日本霊跡三十三所観音巡拝がとなえられると『極楽中心仲山寺』と称されて、中山寺は第一番札所ときまり、のち花山法皇のおんとき巡礼の道順にしたがい、第二十四番札所となり、今日に及んでいます。

 

 

 

次週は 兵庫宝塚 中山寺③ 母から娘へタスキ渡し小さな我家の儀式です・・・