それぞれの冬③ 大阪・ファミリーファーム 「なにわの伝統野菜」 碓井豌豆(うすいえんどう)

 

大阪は 江戸時代「天下の台所」と呼ばれたように、古くから食文化が栄え、その食文化を支える大阪独特の野菜が多数ありました。 しかし、生活環境の変化に伴い地域独特の歴史や伝統を有する野菜が消えていきました。それらを 「なにわの伝統野菜」として復活シリーズ。

碓井と言えばえんどうの代名詞となっているほどですが、「碓井豌豆」は羽曳野市碓井地区で明治時代から栽培されています。苗の状態で冬を越します。暖かくなる3月ごろから成長。

5月の連休ころに収穫を迎えます。

 

明治時代にアメリカから導入されたBlack Eyed Marrowfatというむきみ用えんどうの品種を碓井村(現、羽曳野市碓井)に地元出身の農業研究者が導入したのが始まりといわれています。

 

5月にはこのようになります・・・

 

小型で、へその部分が黒く、さやと豆の色合いは淡く、甘味が強いのが特徴です。

 

収穫時期が短く、4月下旬~5月下旬が旬の時期です。

 

平成20年に17番目の「なにわの伝統野菜」として認定されました。

 

さやと豆の色合いは淡く、柔らかくて甘味が強いのが特徴。

和食に色々使える春の味。

 

 

 

次週は それぞれの冬④ 大阪・ファミリーファーム「なにわの伝統野菜」河内一寸ソラマメ ・・・