それぞれの早春 ③ 大阪ファミリーファーム「黄色いみかんがいっぱいできた」

 

「これはレモンのにおいですか」「いいえ、夏みかんですよ」・・・

こんなやりとりで始まる、あまんきみこの童話 「白いぼうし」。
小学校の国語の教科書に載っていたこの話が大好きで、そらで言えるほど何度も読んだものだった。そんな夏みかんが、早くもスーパーに並ぶ季節となった。

 

それにしても、「夏みかん」というのに、なぜ春先に出てくるものなのか。
 

 

かつては夏に食べていたけど、収穫時期がどんどん早まっているとか? あるいは「冬みかん」との区別で、便宜的にそう呼ぶのか。
 

 

今でこそ春に食べられるけど、本来は冬から夏までじっくり待って、ようやく味わえる果実だったようです。

 

次週は それぞれの冬 ④ 大阪ファミリーファーム  「冬の葉野菜たち」 ・・・