今日入学式の子どもたち、入学おめでとうございます。始業式の子どもたち進級おめでとうございます。



子どものいえでも3月に13人の年長さんの卒業式を行いました。

いつもと同じ土曜日のブルース先生の英語のレッスンの後に花だんの花植えをしました。花を色別に分類し、英語のレッスンで使用したThe Color Vowel Chart の色に似せた配置をしました。




その場面を見るだけでも、子どもたちの様々な反応があります。「1人2つ植える」とか「順番に並んで1つずつ」などの決め事はありませんでしたので、たくさん植えたい子、植えたくない子、誘われればば植える子、なんでもいい子、植えたいのに花だんに近づけない子。

そしてそれぞれのお子さんのお母さんたち。

やはりせっかくの機会なので体験してほしい親心。嬉々として花だんに集まり、笑顔でお友達と道具を譲り合い、相談し合い、お花の取り扱いも丁寧にしてくれたらいいなと思うこともあると思います。

私はそれを「親の理想の子ども」と考えています。それぞれの保護者の理想の子どもは少しずつ違うと思いますが、自分の理想の子どもと我が子を比較して、批判や否定をしてしまい苦しむことがあります。

積極的に良くできていた、もっとお友達に譲ってあげてほしい、先生の話を聞いてほしい、じっとしていてほしい、わからないところを先生に質問してほしい、周りの状況を見て行動してほしい。

親の理想の子どもはそれはそれ。私はそういう子どもをいい子だと思っているのだなと自覚すれば良いだけです。

理想の子どもに近づけるために、「ダメダメ」ばかり行動を静止したり、禁止事項やルールを増やしたり、無理やりやらせたりはしたくないと思っています。

自分で考え行動できる子どもはすぐには育たないので、自由な中での子どもの様子をよく見て(観察して)我が子を知ること。比較、批判、否定せずに導き見守ること。子ども得意なこと、興味のあることを子どものそばにそっと環境として準備することが大切だと思います。

花だんの花植えに戻りますが「植えたかったのにできなかった」場合、「今日は植えられなかったな」と考えます。ですが、花、土、スコップ、ジョウロと植えたい気持ちがあれば今日ではない別の日に必ず体験できるでしょう。

西高根モンテッソーリ子どものいえを卒業した子どもたちの新しい生活が、希望にあふれるものであることを願っています。

小学生になってからも引き続き子どものいえにお通いいただけますので(0ー15歳)元気な姿を見せてもらえたら嬉しいです。

R4年度は26家族(1ー11歳)、ボランティア1名、私でのスタートとなります。モンテッソーリ教室、英語教室、プレーパーク事業あいずとの外遊び、グリーンゲーブルズファームでの畑作業、それぞれの参加者募集しています。






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古賀久美子