中華鍋から焼き | どやのすけの寝言

中華鍋から焼き

今回、中華鍋を新しくしました。

理由はサイズが合わなくなった為。

正確には片手鍋なので北京鍋といいます。

中華鍋と言えば山田工業所の鉄打出



ですね。

中華鍋は山田工業所

フライパンは中尾アルミと決まっています。

いままで27㎝の木柄付を使っていましたが、子ともが大きくなったりして27㎝では全員分の料理を作れなくなってきたからです。


8年くらい使用で

いい感じに育っています。

27㎝というサイズは小ぶりで振りやすく、家庭では扱いやすいサイズでしたが、2人までですね。

今回は1ランク上の30㎝を取り寄せました。





右が27㎝
手前が新しい30㎝

1サイズで全く大きさが違います。


いやーキレイですねー!!

ってこれって錆止めのニスが塗ってあるんです。

鉄は裸では酸化してしまいますからね。

まずは使い始めにこのニスを焼き切る必要があります。


家庭用最大級のデリシアグリレでから焼きします。


ニスが焼け、鉄が温度で変色していきます。

順調かと思いきや‥


ピー!!!!!っとデリシアが鳴ってとろ火に!!

温度が高くなりすぎてSIセンサーが作動してしまいました。


通常SIセンサーは250℃で作動しますが、あぶり高温モードがあり290℃までセンサーを高めることができます。


しかし


焼け石に水でした。

すぐにピー!!!

鍋を浮かしてもピー!!!


ダメだコレ


計算外でした


諦めました。


以前はSIセンサーの無いコンロだったので想定外でした。もう少しなんとかなると思っていました。

夜遅かったので翌日気を取り直してトライ。


コンロでは面倒だったので。


1400℃の炎を有するトーチバーナーを持ってきました。


バーナーで隅々まで焼き切っていきます。


全体がこんな色になりました。

ニスが取れて鉄の色ですね。

そしたら鍋が冷めるまで放置して
中性洗剤でよく洗います。


この後、油ならしの行程に入ります。

裸の鉄に油をコーティングします。


再び高温であぶり、多目の油でグズ野菜を炒めます。



コーティングが全く無いので全然滑りません。
マット感覚ですね。

この後よく洗剤は使わず、水洗いで‥

なんて言ったりしますが、私は中性洗剤でしっかり洗います。

油のコーティングが剥がれて錆びるという理論だが、錆止めは熱した事による酸化皮膜で保護され、油コーティングは調理前に油引きをするので大丈夫です。 

調理後に表面に残る油の膜はただの汚れとなり蓄積してやがて焦げ付きの原因となるのだ。



一応、一連の作業はこれで終わりです。
この作業は鉄フライパンでも同じです。



ねっ

洗剤で洗いまくったのに光沢が出ている。

でもね。

鍋は使う度に成長するんです。

まだまだならしが足りないのでチャーハンなんてできません。ハードルが高すぎます。絶対焦げ付きますね。


こーゆーわけにはいかないんですよ。
まだまだ青くて


はっきり言います。
フライパンや中華鍋は絶対に鉄がいいですよ。
ティファールなんかも使いましたが焦げ付きます。フッ素加工がすぐ剥がれます。ステンレス多層は熱伝導が良くないです。

それに対して鉄は熱伝導がよく、中尾アルミなんかは1.2mmの厚い鉄のため一回加熱すると材料を入れても冷めにくいため焦げ付かず。

手入れすれば大袈裟ですが一生ものですね。
そして成長した道具はどんなフライパンよりも焦げ付きません。
手入れは手間ですがオススメですよ~。


手っ取り早く成長を速めるために今夜は揚げ物。


エビフライです(^_^)