動静脈奇形(AVM)という血管奇形の病気がある。何年かまえにアメリカにいるときに日本の少女がこの病気になって、日本では治療ができないから、募金をつのってアメリカにきたとかくるとかいう話を覚えている。
しらべてみるとこの病気は細胞がガン化する途中の家庭なのだという。静脈奇形、静脈毛細管奇形、リンパ管奇形および混合型に分類されるという。血管腫とも呼ばれているという。
手術と放射線のほかに塞栓術もある。頭蓋骨に固定する金属フレームを用いた定位固定装置をつかうのでちょっと怖い。定位放射線での治療成績は(医者の)表現では:従来の40~50Gyの分割放射線治療では20%に過ぎなかった閉塞率4)が、16~20Gy/回の定位放射線治療では65%に上昇した5)。直径4cm以上のAVMでは十分な線量でカバーできないために成績はそれより劣る6) 7)。AVMの閉塞まで1~5年、平均3年を要するため観察例の母数の設定が難しいが、2~3年で40~50%、5~6年で70~80%が閉塞すると言われる。
という。だとすると粒子線治療はもっと成績があがりそうな気がする。もっと積極的につかうべきだろう。

参考
1)http://web.sapmed.ac.jp/radiol/guideline/avm.html
2)http://web.sc.itc.keio.ac.jp/~kunieda/vascular.html
(画像データあり)