サイバーナイフIIは
ロボット風のもっとも進化したX線照射装置です。ちょっとまえ アイロボットという自意識をもってしまったロボットの映画がありましたが、外見イメージはサイバーナイフIはアイロボットに似ています。(googleイメージ検索 でサイバーナイフと入力すれば一発でみつかります。たとえばhttp://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/radonc/www/cyberknife.htmにアクセスすれば動画がもみられます)
その特徴は、治療をうけるときに患者の固定具がないことで楽なこと。臓器の動きに追従できるようにつくってあるので照射精度が高いことです。また照射回数も1回から3回と少なく、料金も63万円と重粒子線の1/5と安価で保険も効くとよいことづくめのようにみえます。 (日本でも同様のものを開発しようとしてますが、すでに遅いです。)
ただ重粒子線の人たちは腫瘍には耐放射線のものがあること、深部の腫瘍には重粒子がいいと主張していますので、よく勉強して選択することが必要です。
他に弱点があるとしたら、照射角度などの自由度が多すぎるために、どのように照射するか、その方法が唯一でなく、答えを見つけにくいのではかいかという点です。
粒子線装置にくらべれば、価格が安いので、ぜひ、使ってみたい装置のひとつです。発明者はスタンフォード大学のDr. John Adlerです。(スタンフォード大学の教授にはほかにBoyd というすごいCTを発明実用化したひともいます。ちなみに最近のスタンフォード大学の優秀な学生は google にいけることを誇りにしているそうです。打倒グーグル!打倒スタンフォード!)