TREASURE HUNT♯10 | EAT THE MUSIC.

EAT THE MUSIC.

とにかくそれが音楽と思しきモノなら
何でも聴いちゃう節操なき超雑食系男子が
日々どのような音楽を「喰らって」生きてるかの
しょうもない雑記です。
共に喰い散らかして頂けたら幸いです。

と言う訳で、オレがYouTubeでトレジャーハンティングして来た、最近のお気に入りを徒然と。

トチ狂ったように懐かしめな怪作も多く取り上げる、比較的マニアックさが目に余る当カテゴリーに置いて、今回は割合フレッシュめなラインナップ。

所謂「アイドル戦国時代」などと言われる昨今、AKBやハロプロを別格として、でも寧ろクソみたいな曲を歌うクソアイドルの方が多いぐらいなのに、まるで自分らもそんなムーヴメントの渦中に含まれてるかのような「自己申告性」にウンザリするモノがあって、何より広告代理店の影がチラつくこうした「仕掛け」にも条件反射。

寧ろアイドルソングに非常に明るいオレなんですが、このブーム自体には少しばかり距離を置いて、遠巻きに見守る構えでした。

ただ、何故か最近、そのファーストアルバムが名盤として取り上げられている文章を偶然にも色んなトコで目にする機会の多いTomato n'Pine。

そこから芋ズル式にYouTubeでアレコレとチェックした所、拾いモンの多いコト多いコト。

遠巻きにしてた自分を悔やむばかりよ。

どんなブスでも自己申告でアイドルを名乗れる時代に、一方では「アイドルソングだからこの程度で」と言う勝手な見切りのようなモノを感じさせない、志の高いソングライターやプロデューサーも増加傾向にある気がして、
これは寧ろ「アイドルが歌えばアイドルソング」だと言う勘違いが功を奏したケガの功名なんじゃないか、と推察。

つまり「記号」的なアイドルソングじゃなくてもアイドルが成立する、と言うような逆説。

一方で「ビジネス」としてのアイドル、と言う点では旧態依然とした芸能界システムどころか、キャバクラレベルに後退さえしてるように見えるのが皮肉。

だとすると全く持って今更な話だし、そもそも本来そうあるべき所なんだド、ビジネス的にはある意味「どうでも良い」要素だからこそ、「音楽」と言う武器で戦えるアイドルが増えた、と言う点は素直に喜びたい。

取り分けここから取り上げる何作かは、それ程の音楽的な志を十分感じさせてくれる力作ばかり。

と言う訳でそんな力作揃いの、アイドルソングの最新クラシックスを纏めて。

photo:01

Tomato n'Pine"PS4U"

まずは、そんなここ最近のアイドルソングムーヴメントの盛り上がり、への関心をオレに持たせてくれるキッカケとなったTomato n'Pine・通称トマパイから。

ご覧の通り良い感じに垢抜けない、可愛いらしいお嬢さん3人組で、歌唱法も想像通り。

ただ、膨大な両のYUKIの名曲や、Superfly、中島美嘉、伊藤由奈、いきものがかり、元気ロケッツ、Q:indiviなどなど名を挙げればキリが無い程、今や現行J-POPに欠かせない存在に成り上がってしまったクリエイターチーム「agehasprings」によって、徹底的にクオリティコントロールされたサウンドの品質は特筆すべき安定感。

トマパイメンバーの萌え系歌唱とのギャップ、その妙味こそアイドルソングとしての煌めきを感じさせると言うモノ。

楽曲提供だけに飽き足らず、「アイドル」を一から作ってしまったと言う意味でも、アゲハ勢の気概と自信が伺い知れる所だしね。

とまあ、偉そうに言うとりますが、オレつい2ヶ月前ぐらいまで存在も知らなかったんだケドも。
いやね、名前だけは知ってたんだケド、何か新しいロキノン系のバンドかなんかだと思ってたんだよねえ。

ただ、彼女らが'12年に発表した最初で最後のオリジナルフルアルバム"PS4U"が名盤と褒めちぎられてる場面に出くわしまくった勢いでチェックした数曲が、オレとしても大変好ましい四つ打ちキラキラポップスばかりで、一気に注目の存在に。

取り分け、キラキラエレクトロ、ミーツ、オーセンティックなディスコファンクサウンドが、アイドルソングと言うパッケージとしては幾らなんでも垢抜け過ぎな名曲"ワナダンス!"の渋可愛いさがお気に入り。

或いは、メジャーデビュー曲"旅立ちトランスファー"、セカンド"なないろ☆ナミダ"辺りの泣きのメロディと無機質なボーカルに萌え。

あさーくチェックしただけでこんなにも拾いモンばっかならアルバムはどうなっちゃってるんでしょうか。
侮れねえ。

ただ残念ながら、彼女たち既に解散しちゃってたりします。あ、「散開」か。YMOか。

アイドル産業に置けるビジネス的な体力が持続しない事情は今も昔も変わらない所なんでしょうが、いや、勿体無さ過ぎるわよ。

'00年代で言えばBuzyや片瀬那奈辺りもそうだケド、これ程までにセールスとクオリティが比例しない現実に眩暈がするわ。

時代の徒花として、今後も語り継がれるべき作品でありグループよ。
オレもとりあえず本作は早急に手に入れたいと思います。

そんで、こんなオレみたいな奴にも届くようなプロモーションをどうか考えて下さい。

届くべき層の耳に届かず、志半ばでの活動終了は余りに酷よ。