PLAY LIST♯145 | EAT THE MUSIC.

EAT THE MUSIC.

とにかくそれが音楽と思しきモノなら
何でも聴いちゃう節操なき超雑食系男子が
日々どのような音楽を「喰らって」生きてるかの
しょうもない雑記です。
共に喰い散らかして頂けたら幸いです。

と言った所で、「オレの冬」に欠かせないマストアイテム、冬ソングクラシックスでお付き合い下さいませ。

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m-flo"come again"

何だか'00年前後の作品が続くなあ。
m-flo、'01年発表の12thシングル。

オレの中でもそれほど多くはない邦楽内での、ホントの意味での名曲として、指折りのクラシック。
それでいて毎冬欠かせない冬場のド定番。

また、LISA在籍時としては、リカットを除けばラストシングル。
従ってどこかそうゆう「終末感」的切なさを嗅ぎ取りつつ、LISA、VERBAL、TAKUと言う3人編成時代・通称「tripod」期の最終理想形なのかも、とも。

ハープ風のエレガントな導入から、繊細なコーラスが重ねられた甘酸っぱいLISAのウィスパーボイスへ誘われ、一気に身悶えするような切なさに引き込まれる。

当時アメリカでもトレンドだった2ステップをメインに、音数の多いスペイシーなサウンドが右往左往する耳に楽し過ぎるサウンドスケープ。

洗練されたクラブミュージックと、J-POPとしてもちゃんと機能する歌謡曲的な色気・憂いを職人的に折衷させた力技。
ラップパートでガラッとトラックの感触が様変わりするやり口も、所謂「loves」期では当然のように行われていた手法だケド、それを初めて形にして見せたのもこの"come again"だった気がする。
それが後のCrystal Kayのクラシック"hard to say"をはじめ、言うまでもなくlovesの一種の「様式美」に繋がったんじゃないでしょうか。

で、確か当時、藤原紀香フィーバー真っ只中なカネボウのコマーシャルソングとして大量にオンエアされていた気がするんだケド、この手のクラブミュージックがお茶の間レベルでも認知された、なかなか革命的な瞬間だったハズ。
ここからエイベックスに踊らされつつ、でもフロアを踊らす、クラブとお茶の間の架け橋的な、一種の「便利屋さん」化する予兆もチラリ。

でもシノゴノ言わずに、この寒空の中、ちょっとセンチメンタルに、ちょっとロマンティックに聴き浸りつつ、LISAの声に癒されるのが正しい楽しみ方よ。

スカラ、一度で良いから行ってみたかったなあ。

ちなみにPVには、当時個人的にちょっと好きだった内藤陽子ちゃんが出演。
あの「パンチラ」がノイズになろうとも、このPVの中の陽子はいつでも最高にキレイ。

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Crystal Kay"think of U"

'01年リリース、7thシングル。これも色褪せない冬の名曲。

ちなみにクリちゃんが初めて作詞に関与した作品。作曲は、もはや説明不要のJ-R&B界のキング&クイーン・T.Kura&Michico夫妻。で、アレンジはT.Kura。

洗練されたスムースなサウンドと強過ぎないビートは、粉雪が降り荒ぶ情景をイメージさせるような、爽やかかつ凛とした世界観。

圧倒的な個性を持ちつつも、けしてソウルフルに振り切らない健気な歌唱も好感。

総じて、何となく小粒にも見えつつ、でもやはり繊細な輝きを放つ傑作。

安室ちゃんの諸作もそうだケド、ポップへも目配せしてくれたような一種のわかりやすさは、R&Bとしてはともすれば泥臭くなりそうな所。
その一歩手前で洗練されてる風に着地させられるのが、この夫婦の凄い所。

あんまりにもゴリゴリなクラブサウンドが好ましくないオレとしては「ありがとうよ」としか言いようがない。

で、「オレとクリちゃん」の文脈的にも初めて能動的に接したシングル曲だったんだよねえ。

今は亡き上野のHMVでの、店舗オリジナルのPOPに書かれていた「思わずChristmas Kayと読みたくなるお勧めクリスマスソング」的な文言の、クソみたいなセンスが忘れられない。

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Crystal Kay"Shining"

'07年リリース、クリスマスソングを集めたミニアルバム。

タイトル曲はアッパーで爽快な、大味冬物ダンサー。

ブレイク以後のクリスタルケイってヘンにJ-POPに擦り寄りすぎてて、出来不出来はともかく「なんだかなあ」と言うのが多い印象。
で、これも例外ではなく、どうも泥臭い。
歌えるコだからこそなんでもやらせたくなるのはわかるケドね。

ただ、クリスマスソングと言う一種の「ノベルティ」としてなら十二分に楽しめるのは確か。

ちなみにPVには、擦れる前のアッキーナが出演。可愛い。

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melody."Lovin'U"

なんだか、m-floファミリーなラインナップが続きます。
メロディちゃんの8枚目シングル。リリースは'06年。

取り立てて地味な彼女のディスコグラフィ上でも、一際地味な扱いを受ける隠れた佳作。
m-floは関与してないんだケド、律儀なまでにソレ風を再現したような、スムースかつスタイリッシュなクラブサウンド。

意外と難ありな彼女のボーカルも、これぐらい抑制されたメロディライン&アレンジだととても良く映える、全く持ってメロディちゃんに良心的なプロダクション。

アレンジを手掛けたのは村田昭で、矢井田瞳やEvery Little Thingなどでの実績あり。
まあ、職人編曲家の手堅い仕事よね。

それにしても彼女って華やかなサウンドが似合うの一方てま、所謂キャッチーなJ-POP的な抑揚激しい楽曲だと途端に歌唱面でボロが出ちゃうから、色々扱いずらい素材だよなあ。

彼女の所謂「プラチナムボイス」と言う、声質をこそ活かそうとしたなら、大事なコトだから繰り返すケド、全く持ってメロディちゃんに良心的なプロダクションよね。

それにつけても、プラチナムボイスて。

そして旦那が雅-MIYAVI-て。

IZAMと吉岡美穂ぐらい、意味わかんないわよ。お幸せに。