こんにちは、QLS Educationです
今日は毎週おなじみ、英語レッスンです
"in fact" と "actually" って違うの?
"in fact" と "actually" 、いずれも英和辞典には
「実際には」「実は」といった意味が載っています。
ところがネイティブたちは全く違う使い方をしていると感じたことはありませんか?
特に "actually" はあまり意味もなく頻繁に使われています。
今日はこの2つの表現の実際の会話の中での使い方を勉強しましょう。
(該当箇所を便宜上、大文字で示しています。)
(例文1)
最近出たばかりのベストセラーについて酷評した友達について
AさんとBさんが話しています。
A: "Do you remember what he said about the book last week?"
B: "Oh yeah, he was saying that the book was poorly written."
A: "Guess what?"
B: "What?"
A: "Well, I just found out that he didn't read the book. IN FACT (or ACTUALLY), he didn't even buy it."
B: "Really?"
A: "ねぇ、憶えてる?あの人、先週例の本のこと話してたじゃない?"
B: "うん、ひどい作品だって言ってたね。"
A: "実はね…"
B: "何?"
A: "あの人、読んでなかったのよ。それどころか実際には買ってもいなかったんだって。"
B: "本当それ?"
このように "in fact" は、話し手が、既に述べた趣旨をさらに強調する場合に使われます。
この場合 "actually" を使うことも可能ですが、実際の会話の中では
"in fact" がより頻繁に使われます。
それでは次の例を見てみましょう。
(例文2)
週末にニューヨークに行ったはずのBさんと、その友人のAさんの会話です。
A: "So how was your trip? Did you have a great time?"
B: "Well, ACTUALLY, I didn't go."
A: "You didn't go to New York. What happened?"
B: "Well, ACTUALLY, my flight was cancelled."
A: "Your flight was cancelled? Why?"
B: "Apparently, they had a terrible snow storm in New York. All flights were cancelled."
A: "That's too bad."
A: "それで、ニューヨークはどうだった?楽しかった?"
B: "うーん、実は行かなかったんだ。"
A: "何、行かなかったの?どうして?"
B: "うーん、実はフライトがキャンセルになって。"
A: "フライトキャンセル?なんで?"
B: "ニューヨークが大雪で全便キャンセルになったんだよ。"
A: "それは残念。"
この例文では、"actually" は質問に対して相手の理解を訂正したり、
反対あるいは文句を言ったりする場合に、その言い方を緩和する目的で使われます。
この "actually" は "in fact"で置き換えることはできません。
今日の2つのポイントに注意して、きちんと使い分けてみましょう。
それでは今週はこのあたりで
Have a great weekend
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