こんにちは。
23シーズン部長を務めました、
4年DFの石川愛子です🐰


平素より九大女子ラクロス部を応援頂き、ありがとうございます。
今シーズンも、沢山の応援ありがとうございました。
会場に足を運んで下さったり、インスタライブで応援して下さったり、メッセージを頂いたりと、
皆様の応援のおかげで、今シーズンも完走することができました。



特に、
お仕事や学業が忙しい中、私達と一緒に全学出場に向けて尽力して下さったコーチの皆様、

1年生の私が先輩の試合をYouTube配信しているときから、ラクロスの試合を観て応援し、支えてくれた両親、

感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました。



さて、いよいよこれが私が書く最後のブログとなりました。
色々書いてると、本当にめちゃくちゃ長くなりました。
拙い文章ですが、どうかお付き合いください。





FINAL4で負けてから、
部活がない生活が始まった。
LINEの通知がめちゃくちゃ減った。
外に出るときの荷物が減った。(クロスがない)
今までのわたしは、ボーっとする暇なんてなくて、
どうやって西南に勝つか、福大に勝つか、永遠に考えていたので、
考えることの大部分が無くなった。
スマホのスクリーンタイムの大半を占めていたスプライザも、みる理由がなくなった。
というか、あの時こうしとけばな〜と後悔が押し寄せてくるのが怖くて、みれない。
スマホフォルダー内にある画面録画した自分の渾身のプレーさえ、もう二度とみれないだろう。

1番寂しいことは、
約束しないとみんなに会えないこと。
シンプルにみんなとラクロスできないこと。

みんなで同じ目標に向かって練習する時間が、
どれだけ楽しくて、他に代えられない経験だったのか、
引退してから痛感している。





引退を報告したとき、ある方から、
「部活と同じくらい熱中する場所見つけてよ」
という言葉を頂いた。

「こんなに夢中になれることって、
   これから先あるのかな💦」
と思ったと同時に、
「私ってこんなにラクロスに熱中してたんだ。」
とハッとさせられ、涙が止まらなかった。


私にとって、
『ラクロス』は夢中になれるもので、
『九大女子ラクロス部』は、
心の底から大好きで、誇らしくて、
最高で最強の仲間とがむしゃらに夢に向かって突っ走れる
大切な場所だった。

大学生活のほとんど全てをラクロスに捧げて
本当に良かった。


これだけ聞くと、
今の生活が全然楽しくないみたいだけど、
引退後の生活も結構充実している。

サボりにサボりまくった研究に向き合い、
全然入ってなかったバイトのシフトも増やして、
就活支援団体での活動に熱量注いで、
とにかく毎日友達と遊んで、、、
これもこれで楽しい。




近況はこの辺にして、本題に入ります。


何を書こうか長い間迷いましたが、
少しでも今後の九大のためになる可能性があることを残したいので、

●4年間の振り返り
●全学に行くにはどうすればよかったと考えるのか

この2つのテーマで書きます。
あくまで私個人の意見だし、正しいかもわかりません。
何か今後の九大のためになれば本望です。





まず、【4年間を振り返って】


「普通に過ごしていても、楽しいことはきっとある。だけど、泣くほど嬉しいことや、泣くほど悔しいことはきっとない。」
という、新歓のときに聞いた言葉通り、
この4年間、女ラクでしか経験できなかったであろうことの嵐で、
毎日が、濃すぎる日々だった。


だけど、きついことが本当に沢山あった。

1.2年のこと色々思い出してみたけど、
まじで「キツかった」しか出てこない笑
今でも何で辞めなかったのか不思議でたまらないくらい、
ウィンター終わって上級練合流してから、長い間めちゃくちゃ苦しかった。

楽しかった記憶は、ラクロスにはなくて、
同期と遊んだことくらいかな、、、
こんなこと言って申し訳ないけど、
部活が大嫌いで、行きたくなかった。

モチベは同期だけ。

どんだけ嫌々練習に行っても、
部活後に同期と話せば、
「行って良かったかな」と思えた。
だから何とか辞めずに続けた。
同期がこのメンバーじゃなかったら、絶対辞めてた。


どうやって立て直したかは、
お疲れ様会で話したので割愛します🙏

ついでにラストイヤーまで話はすっ飛びます笑


私が下級生のとき、こんな苦しい想いをしながら部活をしていたからこそ、
後輩には私が取り除ける嫌な想いは全部取り除いて、
部活を楽しんでほしかった。
辛そうな後輩にいち早く気づいて、
見て見ぬふりをせず、助けられる先輩でありたかった。

部活めっちゃ嫌なときは、
どうでもいいプライベートの話したほうが楽しいし、リフレッシュになるじゃん?笑
だから、ラクロス以外の話で、
同期との会話くらいの話題・テンションで話せる後輩を沢山作りたくて、
めちゃくちゃ話しかけた。
(高頻度でだる絡みしてたこと、申し訳なかったなと思ってます💦🙏)
実際後輩の支えになれてたかは、自分ではよく分からないけど、
わたし的にはめちゃくちゃ仲良くなれたと思ってて、凄く嬉しかった🤭笑


「まれさんいっつも元気ですよね😂」
ってよく言われてたけど、それはみんながいたからだよ!!!
後輩や同期をみると、
「私も頑張らなくっちゃ‼️」ってめちゃくちゃ気合い入った。

消化管に穴あいちゃうくらい過労でストレス溜まってたときでも、
部活に行ってみんなに会ってエネルギーチャージしたかったし、
自分ももっと頑張りたいと思えた。


私の4年間は、周りの人に支えてもらってこそ成り立った。


あと、引退した今は、
あんなに苦しかった経験さえも、
「良い思い出✨」とまでは言えずとも、
学生時代に味わえて良かったって思える。

これから社会に出て、
どれだけ怒られても、ハードワークでキャパオーバーになりそうでも、理不尽なことがあっても、
私はへこたれずに、立ち向かえる自信があります🔥
それくらいの色んな力がついたって胸を張って言える。
部活をやり切ったからこそ得られたものだと思う。



後輩のみんなには、どんなに辛くても、
「女ラクの好きなところ」が1つでもあるなら、
辞めずに頑張って続けてほしい。

絶対に辞めずに良かったと思える日が必ず来ます!
苦しいことさえも、それを乗り越えた自分に自信を持って、力に変えられる日が絶対に来るから!






次に、【全学に行くにはどうすればよかったのか】


「後輩のみんななら全学に行けるよ!」って言葉だけでいうのって、
私はあまりにも他人事だなって思ってて、
じゃあどうやったらいけると思うのか、ってところが一番大事だと思うんです。
これから私は九大としてプレーすることはできないけど、
1人のOGとして、自分が経験して考えたことを、全部チームに還元する義務があると思う。

それを何年も繰り返して、九大はどんどん強く進化してほしいと思っています。

私なりに色々考えたし、思うことは沢山ありますが、
特に大事だなと思うことを2つに厳選して書きます。



①全学1回戦で、関東と戦うビジョンを持って年間計画を立てて、練習すること


九州リーグを軽視しろっていう訳じゃない。
基礎練習の時期から、「九大としてやりたいラクロス」という明確な軸を持って練習するってこと。
九州に留まらず、ラクロスの視野を広げてほしいってこと。

今年は、リーグを通して、
「福大がこうだから」「西南がこうだから」
と相手に合わせたことばかりで、
九大って何がしたいの?どうやって勝ちたいの?
っていう状況に陥ってしまった。

4年間ラクロスをして、
九大としてやりたいラクロスを探すには、
九州から視野を広げた方が良いと感じた。

あの攻めやりたいなとか、
あの守りで奪いたいなとか、
他地区の試合には、連携がとれた組織プレーが沢山あるから、
そこから九大としてやりたいことを、早い段階から落とし込んで、
逆算して基礎練やっとけば良かったなって。
そうすれば、相手にそこまで左右されず、
点を取れたし、奪えたんじゃないかなって振り返って思う。

その中で1番大切にして欲しいのは、
「HOWを明確にすること」。

奪うDFって何?
特に
「どこで奪うの?」「どうやって奪うの?」
ってところ。

ズレを活かす攻めって何?
まずズレの定義は?
特に
「どうやってズレ作るの?」「どういう形で点取りたいの?」
ってところ。

このHOWの部分を明確にするのを、
絶対に忘れないでほしい。

明確にしないと、
それを体現するために必要な力が分からないから。
オフシーズンに何をどこまで伸ばせばいいか分かんないから。

このやりたい形の大枠の成功例は
他地区のラクロスにあると思っています。

ぜひ視野を広げてみてほしい。





②1プレーごとに拘りを持つこと

本当にみんなにはこれを大事にして欲しい。
リーグ期間中、スクエアの振り返りで、
「プレッシャーがかかる決勝を想像して練習してる人はいる?」
って何回か聞いた事がある。
試合に出たら学年なんて関係ないから、
全員がこういう初歩的な一つ一つのプレーに拘って練習して欲しい。

福大は週5で練習してるんだよ!!
だから、九大は1日たりとも、1プレーたりとも無駄にできないし、
気持ち込めて練習しないとだよ!!


あとは、凡ミスに厳しくあること。
今年は組織を分数じゃなくて、本数で区切ったのも、
「1プレーを大切にして欲しかったから」。

どんなミスで終わったとしても1セットは1セット。
点が決まればATは成功だし、DFは失点で勝ちから遠ざかる。
ATのボールロストで終わったらターンオーバーで、次DFが奪い返すまで攻撃のチャンスは回ってこない。
奪い返せたらまだいいものの、奪い返せなかったら失点。

練習ではここまでの状況を再現できないけど、実際の試合ではこうなる。
それを分かって、1つずつ大切にしてほしいって想いを込めてやっていた。
だけど、最後まで凡ミスを減らせなかったこと、本当に責任を感じています。


あとはしっかりスプライザで振り返ること。
考えながら、拘ってプレーしてたら、早くスプライザ観たくてたまらないはず。
皆でビデオ観る時間が取れないからこそ、全員がしっかりスプライザで振り返りして、
書き込んで密にコミュニケーションを取らないと、
チームとしての成長スピードが格段に落ちる。
逆にそれができれば、物凄いスピードで成長していくと思う。

私自身、22シーズンのリーグ期間、
誰よりもスプライザで自分のプレーと向き合ったって胸を張って言えるくらい、
毎練習の自分のプレー振り返って、次の練習に向けて目標立てて練習した。
同じポジションの先輩の動きもめちゃくちゃ見て勉強して、早く近づけるようにとにかく死に物狂いだった。
4ヶ月っていう短い期間だったけど、めちゃくちゃ成長したって自分でも実感してたし、
コーチ陣や先輩、同期からも同様の言葉を頂いた。

自分のプレーを客観的に観て考えるのが、
上手くなる一番の近道だし、
1プレーに対する拘りを強く持つきっかけにもなると思う。


少し論点からずれたことも書いちゃったけど、
「1プレーに拘ること」、明日からぜひやってほしい。





とりあえず、ブログではここまで!
他のことは、美味しいご飯食べながらでも、
また今度話そう🍚




FINAL4について書くかも迷いましたが、
今後の九大の発展に繋がると信じて、
赤裸々に書きます。




4Qでノータイムのストップクロックが鳴った時点で、5点ビハインド。
もうどう頑張っても、逆転は不可能だと悟った。

試合終了の笛が鳴るまで、悔しいとかそういう感情は湧かなくて、
ただただ現実が受け入れられなかった。

本当にこれがラスト試合になってしまうのか。
こんな終わり方をしてしまうのか。
明日からもうみんなでラクロスできないのか。
誰もがラスト練習になるなんて思ってなかった、この前の練習が、このメンバーでやる最後の練習だったんだ。


去年みたいに、FINAL4から九大の大逆転劇を繰り広げたかった。
西南に勝って、練りに練り上げた福大対策に手をつけたかった。
2週間で対策を仕上げて、福大に勝って、全学に行きたかった。


そんな気持ちに反して、
自分でもビックリするほど冷静に、
「練習で出来ないことは試合で出来ないんだ」
って思わず口にしていたのを今でも鮮明に覚えている。

1Qから何度も起こったあのミスもこのミスも、
全部見覚えがあった。

今シーズン通して、
九大が自爆していく試合ばかりだった。
大事なところでパスが繋がらない。
グラボーが1発でとれない。
ショットが決まらない。
あとちょっとのところで抜かれる。
カバーの入りが遅れる。

特にリーグ終盤は、
詰めの甘さが負けに直結していた。

どんなに上手いプレーができても、
その前にミスして、そのプレーが発揮できなければ意味がない。
凡ミスが少ないチームこそが、
勿体ない失点が少なくて、
ポゼッションが長くて、
結局勝つんだと、
今シーズン痛感した。





目標より2つ前のFINAL4で負けて本当に悔しいし、
最終学年の私としては、
この悔しさをラクロスで晴らせないのが、
もどかしくてたまりません。

正直今でも、FINAL4を思い出しては、
ふいに涙がこぼれることがあります。

4年間やりきったという気持ちは十分あります!
だけど、
努力が結果として報われなかったこと、
九大の順位を落としてしまったこと、
本当に悔しいし、申し訳ないです。


そんな最終学年の私に反して、後輩にはこれからリベンジできる機会があります。
来シーズン、再来シーズンと、これからもラクロス人生が続いていきます。
23シーズンのこの悔しさが後輩の原動力となり、
今後の九大の発展に繋がると信じて、
この悔しさを後輩に託し、
わたしは別の道で頑張ろうと思います。


冒頭でも触れましたが、
「部活と同じくらい熱中できること」を、
わたしなりに見つけて、
女ラクにいたときの自分と同じくらい、それ以上に、
イキイキと頑張り続けたいと思います!








各学年へメッセージも書こうと思ってたけど、
もうここまで長すぎだと思うので自粛して、
後輩を代表してDF陣へメッセージを書こうと思います。

他の子へのメッセージは、
別の機会に、皆を家に招いてでも、伝えようと思います😊




BTM・G陣の後輩(後輩みんな)へ

23シーズンがスタートした時、
がっつり試合経験を積んだDFは1枚、
プレーできる4年DFは1人だけ。
それなりの不安はあった。
でも正直この不安はほんの最初の頃しか持っていなくて、
引退ブログを書くにあたって色んなことを思い出した時に、「そういえば最初不安やったな〜」と思い出したくらい笑

一生懸命頑張る皆をみて、
FINALまでには九大DFを完成させられると、その目処が立つくらいの頑張り、成長でした。

BTM・Gは、自分のミスが失点に直結するから、
どうしても自分の出来ていないことに目を向けがちで、
成長を実感し、自信を持つのが難しいポジションだと思う。(去年の私がそうだった)
特に今シーズンは、DF時間が長い試合、結局負けた試合が多くて、成長を感じずらかったんじゃないかな。

1年間一緒にコートに立ってプレーした私が自信もって言うけど、
みんなこの1年間で、本当に上手くなったよ!!
1番近くで、誰よりも一緒にプレーした私が言うんだから、自信を持ってほしい。

そして4年間ラクロスをして私が思うのは、
「DFって最高に楽しい」ってこと!!!
1on1の駆け引きが成功した瞬間。
1人じゃ守りきれないキーマンを、7人で協力して守りきった瞬間。
ATの方が有利と言われる女子ラクロスで、
ボールを奪えた瞬間。
などなど、アドレナリン出まくって大興奮しちゃう瞬間の嵐で、楽しくてたまらないです✨

今シーズンのみんなの頑張りが、
何らかの形で今後活きることを祈っています。






あとこれだけは絶対伝えたいんだけど!!
九大女ラクのことを考えて、頑張ってるみんなは、
どこの誰よりも耀いてるし、最高にかっこいいよ‼️
おっそーさんがよく「キラキラしてる」って仰っていたその意味が、
引退した今、本当によく分かる。
目標に向かって頑張ってるみんなは、羨ましいくらいにキラキラ耀いて眩しいです✨

泣いても笑っても、
一人一人が女ラクで活動できる期間は限られています。
1日1日を大切に、思う存分女ラクライフを楽しんでほしい‼️
応援してます📣




あと同期にちょっとだけ🤏🏻

あの時とめてくれてありがとう。
泣きながらやめるなってとめてくれた同期に、
もう二度と悲しい思いをさせたくなかった。
それに加えて、私をとめたことを絶対に後悔させたくなかった。

だから復帰以降どんなに上手くいかなくて心折れそうなときも、
自分に鞭打って頑張れた。
わたしには立ち止まるなんて選択肢1ミリたりともなかったし、
くよくよしてる暇さえもなかった。
そもそも、そうしようとも全く思わなかった。

みんなのおかげで、最高な4年間だったよ!!
本当にありがとう!






最後に

わたしはラクロスを通して、
本当に沢山の素敵な方々に出会い、支えて頂きました。
お忙しい中、学生と同じ目線で考え、戦って下さるコーチ陣。
コーチとしてついている訳でもないのに、九大の相談に真摯に乗ってくださる、社会人チームのラクロッサーの方々。
心に余裕があって、気配りができて素敵だと思う先輩。
とにかく優しい、でもめちゃくちゃ熱い同期。
自分に何ができるか考えて、ひたむきに努力し続けられる後輩。

また就活時には、
他大学のラクロス部卒の社員の方に沢山社員訪問し、
ラクロッサーのみなさんの温かさに触れ、何度も救われました。

来年から私は社会に出て働きます。
九大女子ラクロス部のOGとして、
1人のラクロッサーとして、恥のないように、
これからもわたしらしく、
『明るく』『根気強く』『とにかく全力で』、
頑張り続けます!



私はこれをもって引退しますが、
これからも歴史を引き継ぎ、
後輩が繋いでいく
この『九大女子ラクロス部』の応援を
どうぞよろしくお願い致します!!
 




#18 まれ