さーて、今回のブログネタは!?
イトファです。
世の中には「自分が思っていたこと」と「実際の意味」が違うってこと、まだまだたくさんあるんですね。
ホント、ボーっと生きててはいけませんね(><)
さて今回は、
①『おたまじゃくし』って、料理で使う「おたま」の形に似ているからその名が付いたと思っていました。
おったまげー!(平野ノラさん風)
②『ハイジャック』って、飛行機のように「High(高い)」ところで「ジャックされる(乗っ取られる)」からその名が付いたと思っていました。
違うんです!(川平慈英さんのモノマネをしている博多華丸さん風)
③『うるさい』って、五月の蠅がぶんぶん飛ぶ様子が「五月蠅い」からそのような表現になったんだと思っていました。
うるさ~ぁい!(怪物くん風)
④『ピアノ』って、略語だったとは知りませんでした。
じぇじぇじぇじぇーん!(のんさんがピアノでベートーベン「運命」を弾いている風)
の4本です!
では、順に見ていきましょう。
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①『おたまじゃくし』の「おたま」は「しゃもじ」のこと!
昔、「しゃもじ(杓子)」と言えば、滋賀県にある多賀神社のお守りとして売られていた「お多賀じゃくし(御多賀杓子)」が有名でした。
その「お多賀じゃくし」は、霊験あらたかだということで有名で、『おたまじゃくし(御玉杓子)』の形がその「お多賀じゃくし」と似ていたため、そのような名前が付いたとされています。
②『ハイジャック』の「ハイ」は「ヘイ」のこと!
「ハイ」は「High(高い)」という意味はなく、『ハイジャック』は1920年代、アメリカで輸送中の貨物(特に禁制品・密輸品)を「強奪する」、乗り物などを「乗っ取る」という意味で使われていました。
『ハイジャック』の語源は、ギャングが密輸酒などを積んだトラックを襲撃する時、「ヘイ(Hey)、ジャック(Jack)」と叫んだことに由来します。
「Jack」は「Jack and Jill(太郎と花子、男と女みたいな感じの意味)」からきており、相手の呼びかけ言葉から『ハイジャック』という言葉が生まれたということで、元々は車も飛行機も関係なく、乗り物の襲撃は『ハイジャック』と言っていたそうです。
③『うるさい』は、学問の神様「菅原道真」が関係した言葉!
『うるさい』は元々から「騒がしい」という意味があったわけではなく、「行き届いていて完璧」という意味をもつ「うるさし」という言葉からうまれた言葉なのです。
『うるさい』に「騒がしい」という意味が付いたのは、「菅原道真」が右大臣だった時代だとされています。(諸説あります。)
「菅原道真」が右大臣だった時、左大臣「藤原時平」の讒言(ざんげん)により太宰府に流される事件が起こりました。
右大臣「菅原道真」はその地で死んでしまうわけですが、その後左大臣「藤原時平」も死んでしまいます。(その死は怨霊となった「道真の祟り」と噂されています。)
「右」大臣は「流」罪、「左」大臣は「死」、と騒々しい社会の様子を皮肉ってできた言葉が『右流左死(うるさし)』というわけで、そこから『うるさい』は「騒がしい」という意味が付き、「五月蠅い」と当て字も誕生したとされています。
④『ピアノ』の正式名称は「弱い音も強い音も出せるハープシコード」!
『ピアノ』は、1709年、楽器「ハープシコード(チェンバロ)」の音が強弱の変化に乏しいことを不満に思っていたイタリアの「バルトロメオ・クリストフォリ」が、「ハープシコード」にハンマー打弦装置とダンパーを取り付けて発明した楽器です。
その際付けた名前が「クラヴィチェンバロ・コル・ピアーノ・エ・フォルテ(弱い音も強い音も出せるハープシコード)」。
そして、この名前を短くして、現在は「ピアノ」と呼ばれているのです。
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以上、4本でした!
次回もまた見て下さいね!じゃんけーん、ポーン(^^)Vうふふふ!
参考資料:
面白すぎる謎解き日本語 語源500 (編:日本語倶楽部)
参考URL:
https://kotobank.jp/word/御多賀杓子-452798
https://ja.wikipedia.org/wiki/多賀大社
https://ja.wikipedia.org/wiki/菅原道真
https://ja.wikipedia.org/wiki/虚偽告訴罪
https://ja.wikipedia.org/wiki/藤原時平
https://www.weblio.jp/content/ハープシコード
https://www.yamaha.com/ja/musical_instrument_guide/piano/structure/