<追記>
THE BEATLES『ABBEY ROAD』 回収盤(SONY盤と東芝盤)を比較してみた!
https://ameblo.jp/qiph/entry-12589319623.html
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THE BEATLESの『ABBEY ROAD』が50周年なんだそうです。
『ABBEY ROAD』の横断歩道ジャケットは超有名で、見たことがない人はいないかもしれません。ビートルズマニアでなくても「あの横断歩道を歩いてみたい!」と思っている人は多くいると思います。
さて、そんな『ABBEY ROAD』のCDは「世界最初のビートルズCD」とも言われている、そして、このCDは「回収」されていることもご存知でしょうか?
このCD(CP35-3016 CP353016)は、諸外国ではCDの製造・発売の準備が整っていなかったため日本のみで製造・発売されました。そのため、この日本で製造・発売されたCDがイギリスや欧米諸国に「逆輸出」されることになり、その状態を嫌った英国EMI社からの指令により、急遽このCDは発売中止となり「回収」され、それから87年になるまで廃盤になっていました。
(他の理由として、日本のレコード会社である東芝EMIがアナログレコード後期に発売したプロユース盤『ABBEY ROAD』のマスターを使い、「本国に許可を得ないままCD化」したため、英国EMIよりクレームが入り「回収」となったんだそうです。(ちなみに、THE DIG Special Issue(2009年9月22日発行)の中に、当時のレコーディング・エンジニアの行方洋一さんのインタビュー記事「通常ビートルズのマスターテープは38cm/秒の1/4インチ、2chのアナログ・テープ(マスターテープのコピー)で届いたが、ハイエンドユーザー向けのアナログ盤を作ろうとダメ元でEMIに頼み、76cm/秒、1/2インチのマスターが4ロール送られてきた。76cm/秒、1/2インチのマスターが存在するのは日本だけで、(恐らく)これを元に回収盤が作られたのだろう。」とあるそうです。))
Discogsの情報によると、
・CDは「1983年5月21日」に初めて発売された。
・最初のリリースのいくつかは、「帯なし」で発行。
・代わりに、シュリンクラップの外側に日本語のテキストが貼られた「丸い金の価格ステッカー」が付いていた。
・最初のリリースは、Toshiba-EMI Recordsにはプレス工場がまだ稼働していなかった(最初のCD製造工場を開設するまでに数年かかる)ため、これらのCDは日本のCBS / Sony Records Inc.によってプレスされた。
とのことです。
CDには「商品番号(CP35-3016)」のほかに「マトリックス(マトともいう。原盤の番号)」という番号があります。このCDには、たくさんの「マトリックス」が存在しますが、全ての「マトリックス」が「回収」されています。
「マトリックス」は以下の通り。
~SONY製(計2500枚)~
A:ネットのマト情報
①CP35-3016 31
②CP35-3016 31A1
③CP35-3016-2 1B1
④CP35-3016-2 1B2
B:Discogsのマト情報
Variant 1:CP35-3016 31 (Hub: MANUFACTURED BY CBS / SONY RECORDS INC)
Variant 2:CP35-3016 31A1 (Hub: MANUFACTURED BY CBS / SONY RECORDS INC)
Variant 3:CP35-3016 31A2 (Hub: "COMPACT DISC CSR" x3)
Variant 4:CP35-3016-2 1B1 (Hub: MANUFACTURED BY CBS / SONY RECORDS INC)
Variant 5:CP35-3016-2 1B2 (Hub: MANUFACTURED BY CBS / SONY RECORDS INC)
この SONY製CDの特徴は、センターホール周辺に「CBS/SONY刻印(「MANUFACTURED BY CBS / SONY RECORDS INC.」又は「CSR COMPACT DISC」)」があるということです。
さて、上記のネットとDiscogsの情報を比べると「CP35-3016 31A2」の存在に気づきます。
このCDは、他のCDとは違いCDのセンターホール周辺に「COMPACT DISC CSR」という刻印が3つあるんだそうです。回収盤は海外にも輸出されたそうなので、その分なのかもしれませんね。
なお、CDケースの裏面に入れる紙(バックインレイ)に「ミシン目がない」ものは初回バージョンです。
~東芝製(計17500枚)~
A:ネットのマト情報
①CP35-3016 15A1
②CP35-3016 17A1
③CP35-3016 20A1
④CP35-3016-11 1A1
B:Discogsのマト情報
Variant 1:CP35-3016-11 1A1
Variant 2:CP35-3016 20A1
Variant 3:CP35-3016 17A1
Variant 4:CP35-3016 15A1
東芝製のCDは、ネットとDiscogsの情報も順番は違えど同じマトですね。
しかし、どちらも記入なしですが「CP35-3016-1 1A1」のマトも存在しています。このマトで、現在セカイモンで出品中、ヤフオクでも過去に出品がありました。セカイモンのコメントではこのマトCDは「200枚生産で1stプレス」とのことですが、真意は分かりません。
なお、「CP35-3016-11 1A1」は、20A1以降のCDよりも「音質は良い」んだそうです。
さらに、この「CP35-3016-11 1A1」には、「帯なしでシール」というバージョンもあるんだそうです。(日本や海外のコメント欄で確認済み。)
あと、ABBEY ROADの回収盤では、MOBIL FIDELITYも存在するそうですが、未確認です。
その他豆知識。
・SONY製と東芝製にはたまに、ジャケット表の横断歩道の白い部分の下(白い部分が6つあると考えて、左から数えて4つ目の下。)に一か所「黒く四角いマーク」があるものがあります。
・CDケースは、上下にギザギザが無い「ツルツルタイプ」のもので、裏面右下に「Patent pending D-1」と文字(凸)があります。(「ギザギザ」があるものは、割れやスレが多いなどの理由でケースを変えた可能性があります。)
さて、こんなに貴重なものならば、やはり「偽物」は存在します。
・「CP35-3016 17A1」には偽物があるんだそうです。見分け方は「黒い三角形(Black Triangle)の位置がずれている/重複している」んだそうです。
・「バックインレイ」の表記ミス。本物はプロデュースの表記が「ジョージ・マーティン」ですが、偽物は「ジュージ・マーティン」となっています。このタイプは最近よくオークションで見ます(未開封物が多い。)が、これは「偽物」なんだそうですのでご注意ください。(ディスクユニオンの担当者に確認済。)
時代が進むと、真実もわかりにくくなります。
今回、参考資料がないので、もしかすると、この記事にも間違いがあるかもしれませんが、今のところネットで得られるいろいろな情報をまとめるとこんな感じになりました。
長くなりましたが、参考になれば幸いです。
参考URL:
https://ito-pharmacy.wixsite.com/mysite/contact
https://www.discogs.com/The-Beatles-Abbey-Road/release/13943955 (SONY製)
https://www.discogs.com/The-Beatles-Abbey-Road/release/3591443 (東芝製)
https://renote.jp/articles/11607/page/9
http://blog.livedoor.jp/huruhonzaka/archives/45956040.html
http://blog.livedoor.jp/chabu/archives/50169917.html
http://blog-omiya.diskunion.net/Entry/4957/
https://bron-y-aur.blog.ss-blog.jp/2010-08-07
https://forums.stevehoffman.tv/threads/abbey-road-cp35-3016-the-definitive-guide.130010/page-4
https://www.tokyo-dc.jp/dic/dic_backinray.html
https://sp.universal-music.co.jp/quiz/abbey-road/html5/index.html (アビイ・ロード検定)
http://logickey.blog.fc2.com/blog-entry-20.html
~追記~
偽物「ジュージ・マーティン」ものをよく見ると、ケースの表の右側に「・(丸)」が2つありますが、本物を見ると「|(縦線)」ですね。
~追記2~
「・(丸)」で本物もありました!マトは「CP35-3016 20A1」。プロデュースは「ジョージ・マーティン」。このマトでは「|(縦線)」もあるので、ケース2種類で存在するみたいです。
あと、偽物「ジュージ・マーティン」のCDの表をよく見ると、マトが書かれている部分に違いがあります。
本物はマトが銀色の部分に表記されているのに対して、偽物の場合は銀色の部分の内側にもう一つ円があり、そこにマトが円を描くように表記されています。
また、CD面にある「Odeon」のマークが違います。特に「O」が大きく書体も違います。
その他、文字の書体や「COMPACT DISC」のマークも微妙に違います。
ケースは、中心部分(CDをはめる丸い部分)が「*」のようにつながっているし、右上と左下にある「COMPACT DISC」のマークが凹んだ部分に表記されています。
<追記>
THE BEATLES『ABBEY ROAD』 回収盤(SONY盤と東芝盤)を比較してみた!
https://ameblo.jp/qiph/entry-12589319623.html