日本は長寿大国と言われますが、どのくらい長寿大国なのか?知っていますか?
日本で一番長生きした人は、江戸時代中期の「儀左衛門」さんという人です。
この「儀左衛門」さんは、なんと数えで209歳!(歴代2位!1632年~1840年存命?)
因幡国松下村のお百姓さんで、将軍に自身の白髪を献上したという記録が残っています。
また、「儀左衛門」さんの家族も、これまた長寿!
奥さんは197歳まで生き、「儀左衛門」さんが鳥取藩主・松平因幡守(池田斉訓)から表彰されたとき、孫夫婦までが百歳以上(息子159歳、息子の妻156歳、孫129歳、孫の妻124歳。)だったそうです。
次に長生きした人は、三河国宝飯郡水泉村の百姓「満平(萬平・万平)」さん。
この人は193歳(1602年~1796年)まで生き、家族も、妻173歳、息子153歳、孫105歳まで生きたとされています。
3番目は、因幡国松原村の百姓「松原仙右衛門」さん。
183歳(1632年~1815年存命?)まで生きました。
鳥取藩主・松平因幡守(池田斉稷)から表彰され、苗字帯刀を許され、銭10貫文などを与えられたそうです。(江戸初期から中期にかけての小判1両(4000文)は10万円に相当するそうで、1貫文は1000文、現在で約2万5000円相当の価値があるため、10貫文なので約25万円。)
家族も、妻・きのは171歳、息子・佐右衛門は131歳、その妻・いさは129歳、孫・富右衛門は103歳、その妻・かねは101歳だったそうです。
1~3位まで見ると、皆さんお百姓さんなんですね。
外に出て苦労をして野菜などを育てたりと、適度な運動をすることは長寿の秘訣なのかもしれません。
しかも、1位と3位の人は同じ鳥取県です。
鳥取と言えば「らっきょう」ですよね。
「らっきょう」に含まれる『硫化アリル』は、血液をサラサラにする作用があるので、血液の流れをよくして浄化する働きがあるし、糖質代謝に必要なビタミンB1の吸収を助ける働きもあるので、筋肉痛や腰痛を予防する効果もあります。
やはり「らっきょう」は長寿食材なのかも!?
さて、話は戻りますが、Wikiにまとめられている表を見ても、他の国の人と比べ日本人が大勢いることがわかります。
現在の男性世界最高齢記録保持者も日本人で「木村次郎右衛門」さんで116歳。
毎日午前5時半に起床し、午後8時に就寝する生活を送っており、朝は「ヨーグルト」「サツマイモ」「梅干し」を食し、夜は「牛乳」を飲むことを習慣としており、好き嫌いはなく、食べる量も自分で決めていたそうです。
存命中の世界の長寿者第一位は「都千代」さんで117歳。
都さんの好物は「うなぎ」「ワイン」「クリームソーダ」であり、喫煙は一度もしたことが無く、趣味は夫と海外旅行だそうです。
これからの日本は少子高齢化で大変だーなんて言っていますが、元気な高齢者が増えていくということは若い人たちは喜ばしいことだと感じなければいけません。高齢者が元気だということは、それだけ若い人の為に働いてくれて、こちらも元気でいられるからです。
高齢者も元気だからと言って年相応の行動をしなければいけません。
高齢者の事故や事件は年々増えています。医療費も今まで以上にかかることでしょう。
若い人の手は年々少なくなっており、このままでは若い人の苦労は今まで以上になります。
老人の味方、哲学者のキケロも「何事も自分の持っている体力に応じて行なうということであり、無いときには求めないことが大切。」と言っていましたよね。年相応が一番です。
少子化と言うことは、いずれは高齢者も少なくなるということですが、これからの長寿大国日本は、年だけ長生きだけを考えるだけでなく、他の国のお手本となるためにも、お互いがバランスを考え、平和に長寿を全うできる社会の実現を考えていくべきかなと思います。
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