突然の何かにびっくりしたり、寒気を感じたときなど『鳥肌が立つ』ときってありますよね。
人間は何故『鳥肌が立つ』のでしょうか?
 
『鳥肌が立つ』のは一種の防御反応です。
「鳥肌」は、毛穴の周辺にある「立毛筋」が、寒さなどの刺激や恐怖によって収縮してできます。
私たちの先祖が裸で暮らしていたころ、全身にたくさんの毛を生やし、その毛を立たせ、空気の層を作り、体を「保温」していました。
服を着るようになり、自身が保温をしなくてもよくなり、徐々にその毛も薄く小さくなっていき、現在のような目立たない産毛となりましたが、『鳥肌が立つ』機能は残っており、今でも交感神経が興奮・緊張すると起こるというわけです。
 
なお、人間だけでなく猫や犬、鳥などの毛のある動物も鳥肌が立ちます。
あと、スーパーサイヤ人も・・・!?
 
さて、『音楽を聴いて鳥肌が立つ』ことってありますか?
なんと、この現象を体験できるのは「ごく一部の人間だけ」なのです。
南カリフォルニア大学の研究によると、この現象を体験できる人の脳内の構造は一般の人の構造とは異なり、聴覚皮質と感情処理機能を接続する神経繊維の密度が一般の人よりも高くなっているのだそうです。
ほとんどの人の脳はニューロンと「音楽による鳥肌」がリンクしていないため、この現象を体験できない、ということです。
現在のところ、人口の何パーセントがこのような高密度の神経繊維を持っているかはわからないのですが、『音楽を聴いて鳥肌が立つ』経験をしたことのある人は、なかなかの希少人物と言えるでしょう。
 
参考資料:
教養で人生は面白くなる!おとなのための知的雑学(編・著:松本健太郎)
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