問題:人間の脳の中に「動物の脳」が入っている。
 
 
 
 
 
 
答えはっ!!
 
 
 
 
 
 
YE――――S!!!!
 
というわけで、人間の脳の中にはネズミや犬、ワニやへびの脳があるって知っていますか?
 
人間の脳は突然その形ができたのではなく、生命の進化の結果出来上がったものです。
38億年前に最初の生命が誕生し、魚類、爬虫類、そして哺乳類と進化してきました。
「神経管」がつくられることから、脳の形成は始まります。
「神経管」は、どの脊椎動物でも共通のもので、その起源をさかのぼっていくと、約5億年前に出現した原索動物である「ホヤの幼生」に行き着きます。
「神経管」の内側で神経細胞がつくられ、膨らんで脳がつくられていきます。
その過程の中で、人間の脳は古い脳に新しい脳をつけ加えられて、今の人間の脳があります。
 
人間の脳「大脳」は「大脳皮質」と「髄質」に分かれます。
人間の大脳皮質の90%は『新皮質(前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉)』であり、他には、もっとも古い『旧皮質(嗅葉、梨状葉)』と呼ばれる「哺乳類の脳」があり、この脳は犬や猫、ネズミの脳になります。
「嗅葉」は、嗅脳の一部で、嗅脳の先端部ですが、人間では痕跡的な部分です。
「梨状葉」は、匂いの情報処理と記憶に関係する部位です。
また、それよりやや新しい『古皮質(海馬、脳弓、歯状回)』と呼ばれる「爬虫類の脳」があり、この脳はワニやへび、トカゲの脳になります。
「海馬」は、脳の記憶や空間学習能力に関わる脳の器官です。
「脳弓」は、時空間の記憶に関連する部位です。
「歯状回」は、海馬の一部位で、エピソード記憶を新たに形成するなどの脳機能に寄与していると考えられています。
 
人間は「新皮質」がとくに発達しているため、他の動物(哺乳類)とは違うわけですが、元々は皆「ホヤ」。
 
そうすると、人間の脳は、人類の歴史によって作られたのでしょう。
火をおこし、狩りをし、言語が発達、穀物を育て、狩りをし、争いごともし、生活を豊かに、そして便利にしてきました。その過程で、脳も環境に適応するため進化してきたのだと思います。
今の子供たちを見ていると、自分たちの子供の頃と脳が少し違うのではないかと感じるくらい、今の子供たちはしっかりしているように思います。世代間ギャップは脳の進化が関係いているのかもしれませんね。
 
もし、これから人間の脳が発達するのであればどうなるのでしょうかね。
これから脳が進化するとしたら、自分的にはやはり宇宙進出しかないのかなと思います。
事実、宇宙に行けば、人体にいろいろ影響が出ますので。
人体が宇宙の環境に適応していくように、これから先も人間の脳は宇宙空間で進化していくのではないかと思います。
よく見る火星人などのイメージ図は、将来の人間の姿かもしれませんね(><)
 
参考資料:子供にウケるからだの謎 ウソ・ホント!?(著:坪内忠太)

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