人間の「血管」をすべてつなげると、どのくらいの長さがあるのでしょうか?
 
「血管」は大きく3つに分けることができます。
皆さんご存知の『動脈』『静脈』『毛細血管』です。
 
『動脈』は血液が心臓から出るときに通る血管、『静脈』は全身から心臓に戻ってきた血液が通る血管、『毛細血管』は「動脈」と「静脈」をつなぐとても細い血管です。
また、『動脈』は壁が厚く弾力性があり、『静脈』は逆流しないように「弁」がついているのが特徴です。
最も太い血管は「大動脈」で、その直径は10円玉より少し大きいくらいです。
最も細い血管は「毛細血管」で、直径は約1000分の1ミリメートル。
 
そして、血管の太さを毛細血管何本分として(すべての血管を毛細血管として)計算すると、【約10万㎞!地球2周半】と言われています。
血管をそのままの形でつなげると、【約6000㎞!日本を1往復半】できる長さとなります。
 
しかし、重さはそれほどありません。【11000mlの牛乳パック1本半(1.5kg)】の重さとなります。長いのに軽すぎ!
また、血液は全身を【30秒~1分くらい】でめぐります。長いのに早すぎ!
 
総面積は【テニスコート約6面分(500700平方メートル)】!
肺胞やテニスコート1面分、腸はバトミントンコート1/2面分だそうなので、人間にとって「血管」はとても重要なものだと言えます。
 
参考資料:やさしくわかる 子どものための医学 人体のふしぎな話365(ナツメ社)
参考URL