お薬を購入する場合は「対面販売」だけではありません。
一般薬(OTCなど)であれば、条件を満たせばネットでも購入できる時代になり、とても便利になりました。
現在、「対面販売」以外に以下の販売方法があります。
①ネット販売
②電話販売
③カタログ販売
④配置販売
①~③は『特定販売』といい、④は昔からある販売方法(富山の置き薬など)です。
『特定販売』できる医薬品は、次のイ~ホまでの医薬品だけです。
イ:第一類医薬品
ロ:指定第二類医薬品
ハ:第二類医薬品
ニ:第三類医薬品
ホ:薬局製造販売医薬品
ですので、「処方箋がないと購入できない医薬品」は入っていません。
(ただし、「処方せん医薬品以外の医療用医薬品」は購入できます。(この場合は「対面販売」のみです。参考URL:https://blogs.yahoo.co.jp/ito_pharmacy/69187517.html)
しかし、便利とはいえ、注意しないといけないことは山ほどあります。
以下のURLで気になるところを抜粋してみました。
まず、「特定販売」をする薬局は、かならず実店舗が「開店」していなければいけません。
全く「開店」しない店舗は存在しないということです。
実店舗がなさそうな、何か怪しいメールとかはやはり注意すべきです。
「口コミ」も医薬品の効能効果に関する事項は禁止されています。店舗・接客態度などの「口コミ」はOKです。
店舗側が出す「ダイレクトメール」にも注意が必要です。
医薬品の購入履歴等に基づき、特定の医薬品の広告を行うことは現在認められていません。
ただし、購入希望者の『求めに応じた』場合、客観的な事実を情報提供することは差し支えないとしています。
ですので、店舗側から「以前コレ買ったけど、こっちのほうが効くよ!」なんて一方的なダイレクトメールは注意してくださいね!
配達されたお薬を「子供が受け取ってもいいか」というと問いもあります。
法律上は特定の規定はありませんので、現段階では誰が受け取ってもいいのですが、誤訳の危険性や管理の問題にもなりかねません。受け取る際は注意したほうがいいでしょう。
コンビニなどでの受け取りの際、商品に不備があった場合は、コンビニではなく販売先の薬局に責任があることも覚えておくといいでしょう。
購入時は「年齢制限」も考えられます。サイトでの「警告事項のみの表示」だけでは確認したといえません。そのような表示だけのサイトは注意したほうがいいでしょう。
基本的には「対面販売」が理想です。
しかし、どうしようもない場合はあります。
「対面販売」以外の購入時も、適正な使用・購入を心がけましょう!