「笑い」は人間にとって、とても大切な感情表現です。
 
「笑う門には福来る」と言いますが、「笑い」は心を癒し、ストレスを軽減させ、場を和ませる、時には幸福感を与えることのできる役割があります。
事実、「笑う」ことで、副交感神経が優位な状態になりストレスが解消。
また、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化し、ガンの予防や治療を促進させ、糖尿病の治療にも有効であるとの研究結果もあります。
 
「笑い」の考察は、古代ギリシャ時代からあります。
古代ギリシャ:哲学者プラトン「笑いの実は青いうちに摘んではならない」
18世紀:哲学者カント「笑いは緊張の緩和から来る」
19世紀:哲学者ニーチェ「笑いというのは、良心の呵責もなしに他人の不幸を喜ぶことだ」
20世紀:精神科医フロイト「ユーモアは自我の不可侵性の貫徹から来る」
哲学者ベルクソン「笑いは、生命ある人間に機械的なこわばりが生じた結果である」
 
「笑い声は泣き声よりも遠くまで届く」という言葉もあります。
「笑い」は、あくびやくしゃみなどよりも伝播しやすいんだそうです。
面白い動画がありました。
隣のおじさんが急に笑い出し、周りの人々が徐々に「笑い」始める。
なぜおじさんは笑っているのか?理由はわからない。みんな笑わないようにしているけど、やっぱり最後は笑ってしまっています。
ただ「笑う」だけでこれだけのたくさんの笑顔ができる。「笑い」の力ってすごいですね!
 
参考文献:
世の中の仕組みがわかる!超「○○の法則」辞典 PHP文庫(著:烏賀陽正弘)
 
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