処方箋には様々な「情報」が載っています。
その情報は「医師からの指示」として、それを基に薬剤師は「調剤行為」や「服薬指導」等を患者さんに対して行います。
「処方箋の情報」は、薬剤師が医師の指示通り動くための大変重要な情報源の一つなのです。
さて、薬局に行ってお薬を「ジェネリック」に変えたいとき、あなたはどうしますか?
多分、薬剤師に直接「ジェネリックに変えてほしい!」と言われる方が多いのではないかと思います。
しかし、『薬剤師がジェネリックに変えることができない場合がある』のをご存知でしょうか?
処方箋をよく見ると、薬の名前が書いてある横に『変更不可』という欄があります。
そして、下の備考欄というところに『保険医署名』という欄があります。
『変更不可』の欄に【レ点】があり、『保険医署名』の欄に【保険医の名前】と【捺印】があると、薬剤師はお薬をジェネリックに『変えることができない』ことになります。
ということは、『レ点や名前・捺印がなければ、その薬はジェネリックに変更できる!』ということ?
はい、その通りです。
この場合、ジェネリックの存在しないお薬以外はすべて変更できます。
薬局の仕入れの関係もありますので、すべての薬局がすべてのジェネリックがあるわけではありませんが、薬局はほとんどのお薬を仕入れることはできます。
お薬をジェネリックに変えたい方は、医師(ジェネリックに対する医師の考えを考慮して。)は【レ点】【名前】【捺印】があれば「削除」をしてもらい、薬剤師には変えたいお薬にジェネリックが存在するかどうかの「情報」を聞き、変更してもらいましょう。
処方箋が発行された時点でそれらのことを気にしていただくと、薬局での待ち時間もいざこざも少なくなると思います。
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