<体の不思議・豆知識 No.44
 
人はだんだん年を取ると耳の聞こえが悪くなってきます。
 
「最近、うちのおばあちゃん、耳が遠くなってきてねぇ・・・。」
なんて会話を聞いたこともあると思いますが、なぜ人間は年を取ると耳が遠くなってしまうのでしょうか?
 
耳の中には「蝸牛」と言ってカタツムリのような形をした管があるのですが、その中には『有毛細胞』という音を感じると振動する『毛』があり、その毛が揺れることで聴神経にその信号が伝わり、音が聞こえるという仕組みを持ちます。
が、人は年齢とともにその『毛』がすり減ってしまうため、うまく音を感じることができなくなり『耳が遠くなる(難聴)』といった現象を起こしてしまうのです。
悪くなる場合は、特に高い音から聞こえが悪くなってきます。
大きい声で呼んだ時には聞こえておらず、ぼそっと言ったときは聞こえてる!なんてシーンありますよね。音が低いから聞こえているんでしょうね(><)
 
また、「鼓膜」も年を重ねると弾性がなくなり、鼓膜から伝わる耳小骨も振動しにくくなるのも原因の一つです。
 
加齢による「難聴」は完全に防ぐことはできず、日頃から大きい音を聞きすぎている人は「難聴」の進みが早くなるんだそうです。
 
耳も使いすぎに注意!気を付けましょう(^^)
 
参考資料:図解からだのしくみ大全(伊藤善也監修)