薬局に行くといろいろ「病状」を聞かれたりしませんか?
 
「お医者さんに言ったから薬局でもう一度言うのはめんどくさい!」なんていわれる方もいるとは思いますが、薬局での病状の説明は意外と重要なんです。
 
日頃、薬剤師は「処方箋」を見てその人の病状を『推測』しています。
処方箋に記入されているお薬の名前を見て「ああ、この患者さんはこんな病状なんだな。」と『推測』するわけです。
『推測』なので、間違えることもあります。
 
ですので、
 
薬剤師『今日はどうされましたか~?』
患者さん『今日は○○でねぇ~。それで病院に来て見てもらったんだよ。』
 
なんてスムーズに答えていただけると『あぁ、だからこのお薬が出ているんだな。』と推測が『確定』に変わり、適切な調剤や指導ができるというわけです。
 
住所・氏名・年齢・病状・病歴などを記入する「問診票」も同じです。
「病院で書いたのに薬局でも書くの!?」と言われる方もいますが、病院と薬局は『医薬分業』という考え方があり、それぞれ「独立した存在」なのです。
病院と薬局は密な連携が禁止されていますので、我々がスムーズな調剤を行うためにはとても重要な参考資料なのです。
 
また、体調が悪い方や子供さん、ご高齢の方やデリケートなことなど、患者さん本人が病状を言いにくい、問診票が書きにくい場合は、付き添いの方がされる場合が多いと思います。
しかし、できるだけ、聞くだけでも、患者さん本人が指導を受けることをオススメします。
お薬を服用するのは患者さん本人です。本人が指導を受けることが調剤の基本ですので。
 
ご協力よろしくお願いします!
 
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