「音楽」は体にとって、とてもいい影響を与えることはみなさんご存知だと思います。
悲しい時や落ち込んだ時、反対に、楽しい時や明るい時に自分の好きな「音楽」をかけている方も多いと思います。誰にでも「癒しの音楽」は存在し、そのジャンルも様々です。
 
当薬局でもBGMを流しています。よく流すのは、「ロック」と「ジャズ」です。
自分でもどんなBGMがいいのか、以前から考えながらいろいろなジャンルの音楽を考えながら流していましたが、結局は自分の好きな音楽を流しています。
基本的に、晴れの時の午前中は「ロック」、午後は「ジャズ」です。
雨の時は1日中「ロック」ですね。「ジャズ」だとしんみりしすぎます。
「クラシック」は医療関係の施設に多く使われているので「クラシック」がいいのでしょうが。(本当は毎日「メタル」をかけたいんです!)
 
さて、「癒しの音楽」は、86年に打ち上げられた旧ソ連の宇宙ステーション『ミール』の乗組員が、長い宇宙生活でストレスがたまらないようにと作られたのが始まりといわれているそうです。その後、数々の音楽家がヒーリングミュージックを出し、日本では86年(『バブル』『エコロジー』など)に第一次ブーム、98年(『不景気』『倒産』『リストラ』など)に第二次ブームを起こし、現代人の心と体を癒したとされています。
 
また、体と音楽の関係は「癒し」だけでなく「治療」にも関係しています。そう、「音楽療法」ですね。
「音楽療法」は、20世紀初頭のアメリカで発祥しました。1995年に出版された「音楽療法の基礎」によると音楽療法が科学的に明らかになってきたのは、第2次世界大戦を経験した戦争帰還兵が戦争ストレスを浴び心身症的不健康に悩まされていた時に、どのような医療治療でも回復できず、音楽療法のみ治療できたことから始まったとされています。
(参考URL
 
面白いアンケート結果がありました。
(参考URL
「中性脂肪が気になる」人は、そうでない人と比べて「ジャズ・シャンソン」や「フォーク・グループサウンズ」が好きな人が多いそうです。
「胃腸が気になる」人は、気にならないと答えた方に比べて「POPS」や「クラシック」、「ヒーリング」を好むそうです。
「聴力・耳の病気が気になる」人は、そうでない人と比べて、大きめの音量で聞いている割合や、ヘッドホン、イヤホン、生演奏で聞いている割合が多かったそうです。
「うつ傾向、もしくはその恐れがある」人は、音楽を聞くとき大きめの音量で聞く人が多く、落ち込んでいる時は暗い曲を聞く傾向があるようです。
 
体と音楽の関係、なかなか奥が深いですね。